過去にお騒がせタレントとして、一躍有名になった杉村太蔵さんですが、
現在は、タレント活動より投資家やコンサルタント業務を主軸に活躍されているようです。
“元衆議院議員の杉村太蔵です”のコメントで掴みを得て、その後は、持ち前のウィットに富んだ
軽快な話術へと繋げるその姿は、見ていて非常に面白いですよね。
見ていて思わず“くすッ”と笑いたくなります。
また、杉村さんの凄さは、知的な内容であっても、彼が話すことで、分かり易く、無理なく自然に頭に入ってくることではないでしょうか。(全く小難しく聞こえません)
杉村さんのことを稚拙で軽率な人と揶揄する人もいますが、難しいことを分かり易く、万人の理解を得る話術は、その実、すごくハイレベルで、賢いからこそできることではないかと思います。
また、杉村さんは、そこを狙って話をするのではなく、自然にできるからこそ、いやらしさや狡猾さが匂わないのだと思います。
私も最初は、騒がしい人だなぁという印象でしたが、杉村さんの話を聞けば聞くほど、彼の凄さに魅了され、憧れるようになりました。
そんな彼の人となりを調べてみました。
“元衆議院議員の杉村太蔵です”に拘る杉村さん
杉村太蔵さんの経歴は、波瀾万丈そのものです。
学生時代→派遣社員→外資系企業→衆議院議員→会社社長→コンサルタント・投資家
杉村さんの人生経歴をざっくり紹介します。
北海道旭川で生を受け、学生時代はテニスに没頭します。
北海道大会では優勝し、その影響で高校へも進学します。
高校進学後もテニスの国体で優勝するほどの腕前だったようです。
その後、両親の説得もあり、またテニスの好成績もあった為、筑波大学への進学を果たします。
ただ、大学時代は引きこもりがちで、あまり良い思い出はないようです。
大学へ6年間通うも、中退し、実家へ舞い戻ることとなったようです。
そして、派遣社員を皮切りに、杉村さんの人生の歯車は回り始めます。
派遣会社は清掃業を主に活動していたようです。
その派遣先での働きぶりを高く評価され、そのまま派遣先に雇用されることになったようです。
その会社が、外資系の証券会社であり、今の投資に関する基礎能力をつけてくれた会社であると、のちに杉村さんが語っています。
その証券会社に在籍中に、会社の指示で、郵政民営化の調査を担当します。
ちょうどその時、日本も小泉内閣が郵政民営化を打ち出すタイミングと重なります。
その調査の最中に、自民党のHPなどにも触れる機会があり、自分の調べた知識と意見を論文として、書類を自民党へ送ったことがきっかけで、立候補者として擁立され、選挙へ臨み当選してしまった。
という流れのようです。
その当選直後に、あの話題となった問題発言を連発します。
当選を確実にした杉村さんに対し、記者が、『国会議員になりましたが、何をしたいですか!?』
との質問に対し、
①料亭に行きたいです。
②ポルシェが欲しい。
③JR(グリーン席)に無条件で乗れる。 等々
おそらく記者は、議員としての政策や活動内容を聞きたかったのでしょうが、
杉村さんは、議員に対する優遇制度を思う存分謳歌したいと、私欲を前面に出してしまったことが、非常に話題となりました。
しかし、このことは、国会議員に対する暗黙の特権に対し、国民の疑心感や猜疑心といった感情を具現化した表れなのではないでしょうか。
杉村さんの考え方が、非常に庶民的であることの表れだと感じました。
その後、解散を経由し、再度立候補するも落選。現在に至ります。
衆議院議員を辞めた杉村太蔵さん
衆議院選挙の落選後、普通の人となった杉村さんですが、精神面では追い詰められることとなります。
簡単にいえば、無職となったわけですから、これからどうするのか。家族をどう養うのか。
といった至って普通の悩みに苛まれます。
その時に支えとなったのが、奥様であったようです。
奥様に八つ当たりした時もあったようですが、奥様のポジティブさに助けられたとコメントされていました。
その後、会社を立ち上げ、さらなる高みを目指すこととなります。
投資家としては超一流と自負する杉村太蔵さん
杉村さんは、本人も気づいていなかったことがあったようです。
それは、数字に対し順応性があり、論理的思考にも、ある程度高いレベルで対応できるということだったようです。
それは、証券会社での業務において開花した能力であったようです。
その時の知識や分析能力を利用し、現在は、投資家として活躍しているようです。
また、投資で経験した戦術や人生観をコンサルタントとして、みんなに広める活動も、積極的に行っていくことで、人生はさらに好転したと述べられています。
ご自身は、照ればがらも、“天才だ!”とか“超一流だ!”とコメントされていますが、まさに自分の能力と時代の潮流がマッチングした時の相乗効果のようにも映ります。
今後のさらなるご活躍にも期待したと思います。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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