2024年5月6日に中国より帰国した、日本バドミントン女子チーム主将の奥原希望さんは、今回の大会でオリンピック代表を惜しくも逃してしまいました。
しかし、彼女の日本代表としての立ち居振る舞いや、バドミントンに対する熱い思いを強く印象付けた大会であったように思います。
奥原希望さんは、幼少期から類稀なるセンスと努力で、さまざまな大会を制してきました。
そして、その経験は、彼女を心身ともに素晴らしい人格者へ成長させた礎となったようです。
奥原希望さんのプロフィール
奥村希望さんの来歴
- 小学校2年生の時、バドミントンを始める。
- 小学校6年生の時、ANAジャパンユース U13で優勝する。
- 中学校進学後、全日本ジュニアバドミントン選手権大会にてベスト8入賞する。
- 高校進学後、日本ジュニア選手権で優勝。インターハイ優勝。その後世界を目指す。
- オーストラリアインターナショナル 優勝
- ヨネックスオープンジャパン ベスト16
- 世界ジュニアバドミントン 銅メダル
- 史上最年少バドミントン全日本女王となる。
- 実業団へ所属後、香港オープンでの優勝を皮切りに、全英オープン、世界バドミントン、オリンピック初のシングルメダリストと実績を重ねていく。
- プロへの転向し、太陽ホールディングスへ所属する。
- 世界選手権準優勝。世界ランク1位(日本人2人目)を取得する。
奥村希望さんのまとめ
そんな王道を直向きに走り続けた奥村さんも、気付けば29歳となりました。
これまでも、左ふくらはぎの肉離れや相次ぐ故障も乗り越えてきた彼女でしたが、体力的には限界がきているのでは!?との噂も流れていたようです。
パリオリンピックに選ばれた山口茜さんは26歳、大堀彩さんは27歳と奥村さんと同世代です。
世界のトップ選手となると、この2〜3歳差が大きな差となるのでしょう。それほど厳しい世界であるということだと思います。
先日、代表を逃した試合の後でも、決して故障や境遇を敗退した理由にはせず、周囲の方やファンに対する感謝の言葉を述べられていました。
スポーツマンシップの鏡だと思います。私もそれを見ていて、大変感動しました。
中国から帰国した奥村さんは、すでに気持ちを切り替え、次の大会を見据えているようでした。
世界を目指す日本のスポーツ選手は、奥村さんのような気概と気持ちの美しさもお手本にしてほしいと切に思います。
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