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革製の手帳に憧れを持ったのは、今から数年前のことです。
きっかけは、会社の先輩が使っていた革手帳でした。
その方が使っていたのは、ダ・ヴィンチの革製システム手帳。
仕事中に開く姿がとても格好良く見え、「いつか自分もこんな手帳を持ってみたい」と感じたのを覚えています。
当時の私が求めていた条件は、次のようなものでした。
・スケジュール管理
・タスク整理
・仕事でも使えて、持ち運びもしやすい。
・派手さはない。でも、趣がある。
そんな条件を満たすものを探していた中で出会ったのが、プロッターでした。
革製品らしい雰囲気。薄くてスタイリッシュな見た目。周囲で使っている人が少ない所有感。
「これなら長く使えるかもしれない」
そう思い、購入を決めました。
プロッターとの出会い|革手帳への憧れが始まりだった

プロッターを知ったきっかけは、文房具店でした。
美文字への憧れから、筆記用具を見て回るために、文房具売り場へ足を運ぶ機会が増えていました。
その時、棚に並んでいたプロッターを見て、まず感じたのは「綺麗な手帳でおしゃれだなぁ」でした。
いかにも革手帳、といった雰囲気。
派手ではないが、趣がある。
でも、大人っぽく、静かな存在感がある。
さらに、サイズや革の種類、色のバリエーションも豊富でした。
値段も決して安くはありません。
ただ、その価格も含めて「特別感」がありました。
ナローサイズを選んだ理由
私が購入したのは、ナローサイズでした。
当時は、持ち運びしやすさを重視していたためです。
会社でもプライベートでも使えるように。
バッグに入れても邪魔にならないサイズ。
そう考えて選びました。
ただ、今振り返ると、文字が大きい自分には少し小さかったと思います。
当時は見た目の格好良さや、サイズ感のスマートさに惹かれていました。
見た目の格好良さを優先しすぎたのかもしれません。
実際に使ってみると、想像していたよりも書くスペースが限られていました。
プロッターの良かったところ|所有感は非常に高かった
使い始めてまず感じたのは、所有感の高さです。
周囲で使っている人が少なく、机の上に置いてあるだけでも特別感がありました。
取り出すたびに少し気分が上がり、「良いものを使っている」という感覚がありました。
特に良かったと感じたのは、次のような点です。
- 周囲で使っている人が少なく、希少感がある
- 革の質感が手に馴染み、触れるたびに心地よい
- 薄くて、鞄から取り出す所作まで自然と丁寧になる
- バッグへ入れてもかさばらず、持ち運びしやすい
机の上に置いてあるだけで、なんとなく仕事ができる人間になった気がしていました。
また、薄型設計のため、どんなバッグにも収まりやすく、毎日持ち歩くことへの抵抗感も少なかったです。
革の経年変化は魅力だった
私が使っていたのは、赤茶系のカラーでした。
使い始めて1ヶ月ほどで、色味が少し変わり始めました。
艶が出てくる。
革が馴染む。
時間が経つほどに、自分だけの手帳になっていく感覚があります。
1年後には、深い飴色のような色味へ変化していました。
傷も付きます。
汚れも目立ちます。
ただ、私はそれを隠したいとは思いませんでした。
革製品は、綺麗に保つよりも、使った痕跡を楽しむもの。
そう感じていたからです。
プロッターには、リング跡を防ぐアタッチメントもあります。
ただ、私はあえて使いませんでした。
傷や変化も含めて、自分の使い方がそのまま残ることに魅力を感じていました。
使っていて感じた違和感
プロッターは非常に魅力的な手帳でした。
ただ、使い続ける中で、自分の用途とのズレも感じるようになりました。
特に気になったのは、リフィル構造です。
プロッター専用のリフィルは、背部分が糊付けされているものが多く、一般的なシステム手帳の感覚とは少し違いました。
そのため、リフィル選びに自由度が少ないと感じました。
さらに、リングが小さいため、一冊に多くのリフィルを収納しにくい。
私は、仕事・タスク・思考整理などを一冊にまとめたかったタイプです。
でも、プロッターはどちらかと言うと、用途を絞って使う方が向いていました。
ナローサイズは自分には少し小さかった
プロッターのナローサイズは、持ち運びには便利です。
ただ、文字が大きい自分には少し窮屈でした。
さらに、サイズを上げてもリング径は変わりません。
つまり、収納量が劇的に増えるわけではありませんでした。
ここは、購入前には気づかなかった部分でした。
リフィルを増やしたい。
情報を一冊へまとめたい。
そう考えた時、プロッターでは少し物足りなさを感じるようになりました。
プロッターは悪くない。ただ、自分の使い方と合わなかった
今振り返ると、プロッター自体は非常に良い手帳だったと思います。
所有感も高い。
革の経年変化も楽しめる。
大人の道具としての魅力があります。
ただ、私は「システム手帳のように、複数の役割を一冊へまとめたい」という使い方をしたかった。
そこを深く考えず、見た目の格好良さで選んでしまった部分もありました。
これは、手帳選びというより、自分の使い方を理解していなかったことが原因だったと思います。
プロッターはこんな人に向いている
プロッターは、たくさんの情報を詰め込む手帳というより、「高級なノート」に近い存在だと思います。
- マインドマップ
- 思考整理
- 気持ちの整理
- アイデアメモ
- 仕事用のサブ手帳
こういった用途には非常に向いています。
薄くて持ち運びやすく、見た目もスタイリッシュ。
革製品を楽しみたい方には、非常に魅力的な選択肢だと思います。

システム手帳 プロッター ナローサイズ Liscio/リスシオ 11mm【ワイン】レザーバインダー
「私が実際に使っていたプロッターはこちら」
ロルバーンやPilot S20の記事でも触れていますが、私は「書くこと」と「道具」の相性をとても大切にしています。
革手帳に興味を持つ前から、ノートや筆記具との付き合い方を少しずつ見直してきました。
もし、私がなぜ文房具にこだわるようになったのか、その入口から知りたい方は、こちらの記事も参考になると思います。
→ 書く習慣がなかった私が文房具にハマった理由|今も使う愛用品たち
また、日常的に使い続けているノートについては、ロルバーンの記事でも詳しく書いています。
それでも、プロッターを使った時間は無駄ではなかった
プロッターは、約1年ほど使いました。
短い期間だったかもしれません。
今でも、革手帳の入口としてプロッターを選んだことは間違っていなかったと思っています。
でも、その時間があったからこそ、自分が手帳に何を求めているのかが見えてきました。
革製品への憧れ。
所有感。
経年変化。
そして、自分に合う使い方。
その経験が、後にロロマクラシックやトラベラーズノートへ繋がっていきます。
→ 「ロロマクラシックを使って感じた魅力と限界」*近日掲載予定
プロッターは、私にとって「革手帳の入口」だったと思っています。
あの時プロッターを選ばなければ、今の手帳選びには辿り着いていなかったかもしれません。

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