「今日の晩ごはんは何にしよう……」
仕事の休憩中や帰宅途中、ふと考えるのが今日の夕食のこと。
昨日と同じ料理は避けたいし、家族の好みや栄養バランス、食費のことも気になります。
献立が決まらなければ、スーパーで食材を買うのか、お弁当や惣菜で済ませるのか、それさえ決まりません。
料理をすることよりも、毎日何を準備するのか考える方が大変。そんなふうに感じたことはありませんか?
私自身、シングルファーザーとして子供たちの食事を用意してきましたが、料理のレパートリーはそこそこあるのですが、毎日の献立には何度も頭を悩ませてきました。
だからこそ、夕食作りを少しでも楽にしたいという気持ちはよく分かります。
一方で、惣菜やお弁当、冷凍食品などに頼ることを「手抜き」や「怠け」と感じてしまう方もいるのではないでしょうか。
でも、家族の食事を大切にすることと、毎日すべてを手作りすることは、必ずしも同じではないと思います。
大切な家族と食卓を囲み、一日の出来事や、楽しかったこと、大変だったことを話せる時間があれば、それはとても幸せなことです。
この記事では、毎日の献立を考える負担を減らす具体的な方法と、夕食作りをもっと気楽にするための考え方をご紹介します。
毎日の献立を一人で抱え込む必要はない
夕食の準備というと、買い物や調理、後片付けなどに目が向きがちです。
しかし、その前には「今日の夕飯は何にするか」を決める仕事があります。
家族の好みや栄養バランス、食費、冷蔵庫に残っている食材まで考えながら献立を決める。
これも立派な家事の一つです。
共働きの家庭が増え、夫婦で家事を分担するという考え方も広がってきました。
それでも、毎日の献立を考えたり、食材の買い物をしたりする役割は、女性が中心になっている家庭もあると思います。
家族に「今日は何が食べたい?」と聞いても、「何でもいいよ」と返ってくる。
気を遣ってくれている言葉なのかもしれませんが、結局、何を作るか決めるのは自分です。
それでは、献立を考える負担は変わりません。
私は、毎日の食事について、何もかも一人で抱え込む必要はないと思っています。
家族みんなで食べる夕食なのですから、何を食べるか考えることも、家族で分かち合ってよいのではないでしょうか。
家庭によって生活環境や事情は違います。それでも、食事を準備する人だけが、すべての責任を背負う必要はありません。
夕食作りで手間をかけないことは悪いことじゃない
「今日は疲れたから、お弁当を買って帰ろうかな」
そう思っても、どこか後ろめたい気持ちになってしまう方もいるのではないでしょうか。
家族のために、せめて夕食くらいは自分で作らないとなんだか後ろめたい。
家族を思ってのその気持ちは大切です。
しかし、私は夕食作りの負担を減らすことを、決して手抜きや怠けではありません。
シングルファーザーとして毎日食事を準備するようになり、その大変さを痛感しました。
以前は妻が食事の準備をしてくれていたので、私自身も、準備しない側の人間でした。
だからこそ、準備する側になって初めて分かった苦労もあります。
仕事も家事も子育ても、すべてを完璧にこなそうとすれば、誰だって疲れてしまいます。
コンビニや惣菜店を利用することも、宅食などの便利なサービスに頼ることも、全然当たり前のことです。
それで家族への愛情が足りないということにはなりません。
毎日の生活を無理なく続けていくための、大切な工夫だと思います。
昔からの家庭の価値観に縛られなくてもいい
日本では昔から「男性は外で働き、女性は家庭を守る」という考え方がありました。
現在では男女がともに働き、家事や子育てを分担するという考え方も広がっています。
それでも、食事の準備を女性が中心となって担っている家庭は、今も少なくないと思います。
また、親や祖父母の世代から受け継いできた価値観が、知らず知らずのうちに自分自身の考え方に影響していることもあります。
もちろん、手料理を大切にする考え方を否定するつもりはありません。
ただ、昔からそうしてきたからといって、今の生活でも同じように頑張り続ける必要はないのではないでしょうか。
働き方も家族の形も、生活環境も時代とともに変わっていきます。今の時代に合わせたいろんなサービスも普及しています。
それなら、夕食の準備の仕方も、それぞれの家庭に合わせて変えてよいと思うのです。
料理を作ることよりも、もっと大切なことがある
私が大切にしたいのは、料理にどれだけ時間をかけたかよりも、家族がどんな時間を過ごせるかということです。
時間をかけて作った手料理も、帰り道に買ってきたお弁当も、家族で食卓を囲むことに変わりはありません。
料理をすることが好きな方は、手作りを楽しめばよいと思います。
一方で、疲れているときや時間がないときには、無理をせず誰かの手を借りてもいい。
夕食作りに使っていた時間を、子供との会話や家族との団らん、自分自身の休息に充てることもできます。
疲れ切ってイライラしたり、家族との時間がギクシャクしてしまったりするくらいなら、サクッと考え方を変えましょう。
家族を大切にすることと、自分を大切にすることは、決して矛盾しません。
毎日手作りしないからといって、家族への愛情が足りないわけでは決してないのです。
献立に迷った日は「作る・買う・任せる」から選ぼう
毎日の夕食を、必ず自分で作ろうと考える必要はありません。
私は、夕食の準備には大きく分けて「作る・買う・任せる」という3つの方法があると思っています。
その日の仕事や家事の忙しさ、体調、気分などに合わせて、無理のない方法を選べばよいのではないでしょうか。
| 方法 | こんな日に |
|---|---|
| 作る | 時間や気持ちに余裕がある日 |
| 買う | 帰宅途中に手軽に夕食を用意したい日 |
| 任せる | 献立決めや調理そのものを休みたい日 |
作る|簡単な料理や定番メニューで十分
料理をする日でも、手の込んだものを作ることにこだわり過ぎると辛くなります。
丼物やうどん、カレーなど、作り慣れた料理でも十分です。
家族が喜んで食べてくれる定番料理があれば、それを数種類を繰り返してもよいと思います。
毎日新しい料理を考えるより、無理なく準備できることを優先しましょう。
買う|お弁当屋さんや惣菜店、コンビニを活用する
仕事帰りにお弁当や惣菜を買って帰るのも、選択肢の一つです。
私の印象ですが、以前は「コンビニは高い」「おいしくない」という意見もありましたが、最近は物価高も相まって、手作りと購入とではそんなに差がないように感じます。
味も結構美味しいですし、種類や和洋折衷でいろいろあります。
例えば、ほっともっとなどのお弁当チェーン店や、クック・チャムのような惣菜店があります。
もちろん、スーパーやコンビニでも構いません。
さらに結構助かるのが、後片付けの手間が全然違います。
お皿洗いが面倒なら、お弁当をそのまま食卓に並べてもいいですし、ご飯だけ自宅で炊いて、おかずを買ってくる方法もあります。
栄養バランスが気になるときは、サラダや野菜のおかずなどを組み合わせてみてもよいでしょう。
家族の人数や好みに合わせて、必要なものだけを購入するのも一つの工夫です。
大切なのは、どこで買ったかではなく、無理なく食事を用意できることだと思います。
任せる|宅食や調理済みのおかずを利用する
仕事や家事に追われる毎日では、買い物に立ち寄る時間さえ惜しいこともあります。
買ったものを両手に下げて、長い道のりを歩くのも一苦労です。
そんなときは、食事を届けてもらう宅食サービスなども便利です。
冷蔵のおかずや冷凍のお弁当を用意しておけば、忙しい日の献立決めや調理の負担を減らせます。
もちろん、費用や保存場所、家族の好みなども考える必要があります。
毎日利用しなくても、週に数回、忙しい曜日だけ取り入れる方法もあります。
自分で作ることにこだわらず、必要なときには便利なサービスに任せる。
そう考えるだけでも、夕食の準備が少し気楽になるのではないでしょうか。
なお、宅食を利用する場合は、保存期間や使うタイミングによって冷蔵と冷凍の使いやすさが変わります。
詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考にしてください。
関連記事:宅食は冷蔵と冷凍どっち?時短したい子育て家庭向けに比較
毎日の献立を考える負担を減らす3つの工夫
夕食を自分で作る日も、毎回ゼロから献立を考える必要はありません。
ここでは、私自身の経験も交えながら、献立を考える負担を減らす3つの方法をご紹介します。
定番メニューを決めておく
毎日違う料理を作ろうとすると、どうしても献立に悩んでしまいます。
そんなときは、家族が好きな定番メニューをいくつか決めておくと便利です。
例えば、次のように曜日ごとに大まかな献立を決める方法もあります。
| 曜日 | 献立の例 |
|---|---|
| 月曜日 | 丼物 |
| 火曜日 | 魚料理 |
| 水曜日 | 惣菜やお弁当 |
| 木曜日 | 麺類 |
| 金曜日 | カレーや鍋料理 |
もちろん、これは参考程度です。
仕事が忙しければ曜日を入れ替えてもいいですし、家族の希望で変更しても構いません。
大切なのは、毎日「何を作ろう」と悩む時間を少しでも減らすことです。
レシピアプリやAIを活用してレパートリーを増やす
料理のレパートリーが少ないと、どうしても同じような献立になってしまいます。
私自身も料理の種類をそれほど多く知っているわけではありません。
そこで利用しているのが、レシピアプリの「クラシル」です。
料理名だけでなく、冷蔵庫に残っている食材からレシピを探すこともできます。
例えば、鶏肉とキャベツが残っているなら、その食材で作れる料理を探してみる。
自分では思いつかなかった料理が見つかることもあります。
さらに、今はAIに献立を相談してみるのもおすすめです。
例えば、次のように質問してみてください。
「冷蔵庫に鶏肉、キャベツ、卵があります。4人家族で、平日の夕食を5日分考えてください。調理時間は1日30分以内でお願いします」
家族の人数や使いたい食材、調理時間などを伝えると、条件に合わせた献立の案を考えてもらえます。
ただし、AIの提案がいつも正しいとは限りません。
食材の保存状態や火の通り具合、家族のアレルギーなどは自分でも確認しましょう。
もちろん、毎日新しい料理に挑戦する必要はありません。
気に入った料理が見つかったら、少しずつ自分の定番メニューに加えていければそれも選択肢です。
「今日のご飯はうまくいったね」「今日はちょっと辛かったね」
そんな何気ない会話につながるのも、料理の楽しさだと思います。
料理の腕を上げるためというより、献立に悩む時間を減らすために活用してみてはいかがでしょうか。
家族にも献立を考えてもらう
毎日の献立を考えることは、必ずしも料理を担当する人だけの仕事ではありませんよね。
家族に「今日の夕飯は何がいい?」と聞いたとき、「何でもいい」と返ってきて困った経験はないでしょうか。
そんなときは、「カレーと親子丼ならどっちがいい?」というように、選択肢を用意して聞いてみるのも一つの方法です。
さらに、家族それぞれに週1回、食べたい料理を具体的に提案してもらうのもよいでしょう。
料理をするのが難しくても、献立を考えたり、買い物を手伝ったりすることはできます。
家族の協力を得られるなら、献立を決めるところから分担してみてはいかがでしょうか。
何もかも一人で考えるのではなく、家族と相談しながら決めていく。
それだけでも、毎日の夕食作りが少し楽になったり、会話のネタになったりします。
まとめ|毎日の夕食作りをもっと気楽に考えよう
毎日の献立を考えることは、思っている以上に大変なものです。
だからこそ、夕食作りはもっと気楽に考えてもよいと思います。
料理をする日があってもいいし、お弁当や惣菜を買って帰る日があってもいい。
レシピアプリやAIを頼りにしても、家族と一緒に献立を考えてもいいのです。
大切なのは、毎日完璧な食事を作ることではなく、無理なく続けられる方法を見つけること。そして、家族が笑顔でいられることです。
私自身、自分で食事を準備するようになって、献立を考える大変さを実感しました。
そして、それ以上に大切にしたいのは、家族と一緒に過ごす時間です。
「今日は何を作ろう」と悩んで疲れてしまうくらいなら、「今日は買って帰ろう」と手間優先で考える日があってもいい。
夕食を準備する人も、家族の一員です。自分自身の時間や気持ちも大切にしながら、毎日の食卓を楽しんでいきましょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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