通信制高校の学校説明会では何を見る?親子で学校を回って感じた確認ポイント

通信制高校の学校説明会で、親子がパンフレットを見ながら学校の雰囲気や学習環境、通いやすさを確認している様子 奮闘記

通信制高校を検討し始めると、学校説明会やオープンキャンパスへ参加する機会も増えてきます。

ただ、実際に参加しようと思っても、

「何を見ればいいのだろう」

「どんなことを質問すればいいのだろう」

「学費や登校日数だけ確認すればいいのだろうか」

と迷う親もいるのではないでしょうか。

私も娘と一緒に通信制高校を探し、複数の学校について説明を聞いたり、実際に学校を見たりしてきました。

その中で感じたのは、通信制高校を選ぶときに大切なのは、学校の設備や学費だけではないということです。

子ども本人が「ここなら通えそう」と思えるか。

そして、

高校卒業後にやりたいことへつながる環境があるか。

私たち親子の場合、娘には大学進学も視野に入れたいという希望がありました。

そのため、単に高校卒業資格を取れるかだけではなく、進学コースがあるか、大学進学を目指せる環境なのか、進学実績はどうなのかといった部分も重点的に見ていきました。

この記事では、実際に娘と通信制高校を探した経験から、学校説明会で私が確認したことや、親子で学校を選ぶときに大切だと感じたことをまとめます。

通信制高校の説明会では「子どもがここなら通えそうか」をまず見る

通信制高校の説明会へ行くと、学校の特徴や授業内容、進路実績など、たくさんの説明を受けます。

どれも大切な情報です。

ただ、私が一番大切だと思ったのは、

「この学校なら娘が無理なく通えそうか」

ということでした。

親から見れば、

「この学校の方が進学実績がいい」

「こちらの方が設備が整っている」

「このコースの方が将来につながりそうだ」

と思うこともあります。

しかし、実際に通うのは子どもです。

学校へ行ったときの表情。

先生と話したときの反応。

校舎や教室を見たときの様子。

そうしたものも、私は学校選びの大切な材料だと思っています。

条件だけを見るのではなく、

「ここなら通えそう?」

「どう感じた?」

と本人の気持ちを聞く。

通信制高校を選ぶときには、まずここから始めてもいいのではないでしょうか。

学校説明会へ行く前に、高校卒業後どうしたいのか話しておく

学校を選ぶ前に、できれば親子で話しておきたいことがあります。

それは、

「高校を卒業したあと、どうしたいのか」

ということです。

もちろん、中学生の段階で将来を完全に決める必要はありません。

大学へ行きたい。

専門学校へ行きたい。

就職したい。

まだ分からない。

どれでもいいと思います。

大切なのは、現時点で本人がどんなことを考えているのかを親が知っておくことです。

私の場合、娘から大学進学も視野に入れたいという気持ちを聞いていました。

そのため通信制高校を探すときにも、

「高校を卒業できればいい」という基準ではなく、「大学進学につながる環境があるか」

を見るようになりました。

同じ通信制高校でも、学校やコースによって特徴は違います。

だからこそ、先に子どもの希望を聞いておけば、説明会で何を確認すればいいのかも見えてきます。

娘が自分から「大学へ行きたい」と話してくれたときのことは、別の記事でも詳しく振り返っています。

【関連記事:シングルファーザーが見た希望|娘の一言が教えてくれた未来】

大学進学を考えていたので「進学コースがあるか」を重点的に見た

娘の学校を探すとき、私が特に確認したのが進学コースでした。

私自身、通信制高校に対して最初は、

「高校卒業資格を取ることを第一に考える学校」

というイメージを持っていた部分もあります。

しかし、実際に調べてみると、大学進学を目指すコースを用意している学校もありました。

そこで私たちは、

  • 大学進学を目指すコースがあるか
  • 進学コースではどのような授業をするのか
  • 大学への進学実績はどうか
  • 卒業後の進学率や就職率はどうか
  • 受験に向けたサポートはあるか
  • 進学希望者が勉強しやすい環境なのか

といった部分を見るようにしました。

私たちが学校を探した当時、説明を聞いた学校の中には、進学を目指すコースになると平日に継続して登校するスタイルを取っているところも多くありました。

そのため、

「通信制だから登校日が少ないだろう」

と単純には考えない方がいいとも感じました。

大学進学を目指すのであれば、授業内容だけではなく、実際にどのくらい登校する必要があるのかも確認しておいた方がいいと思います。

進学率や就職率も学校選びの材料にした

私は、学校説明会では進学率や就職率も確認しました。

数字だけで学校の良し悪しを判断できるとは思いません。

それでも、娘が大学進学を希望している以上、

その学校でどのくらいの生徒が進学を目指し、学校がどのように支えているのか

は知りたいと思いました。

進学実績を見る場合も、合格した大学名や人数だけではなく、

「どのようなコースの生徒が進学しているのか」

「受験に向けてどんな指導を受けられるのか」

まで聞ければ、実際の姿をイメージしやすくなります。

一方で、就職を希望する子どもなら、就職実績や資格取得支援などを見る方が大切でしょう。

つまり、

学校の数字を見る目的も、子どもの将来によって変わる

ということです。

「進学率が高いから良い学校」

「就職率が高いから良い学校」

と単純に考えるのではなく、自分の子どもが進みたい方向と学校の特徴が合っているかを見ることが大切だと思います。

授業だけでなく「勉強する環境」について先生にも質問した

通信制高校には、さまざまな目的や事情を持つ生徒が通っています。

自分のペースで高校卒業を目指す子。

大学進学を目指す子。

仕事や活動と両立しながら学ぶ子。

学校生活に少しずつ慣れていきたい子。

本当にさまざまだと思います。

だからこそ私は、大学進学を目指す娘が、実際に勉強へ集中できる環境なのかも気になりました。

学校説明会で先生と直接話せる機会があったときには、

「進学を目指している生徒はどのように勉強していますか」

「進学コースのクラスはどんな雰囲気ですか」

「大学受験に向けて学校ではどのような支援がありますか」

といったことも聞きました。

パンフレットだけでは分からないこともあります。

私は、説明会で先生と直接話せるのであれば、自分の子どもが実際に通っている姿を想像しながら質問するといいと思います。

登校頻度やスクーリングは必ず確認しておく

通信制高校を検討するときには、登校頻度も重要です。

「通信制」という名前から、

「ほとんど学校へ行かなくてもいい」

というイメージを持つこともあるかもしれません。

しかし、通信制高校は単に自宅だけで勉強する仕組みではありません。

文部科学省では、通信制高校について、自宅などでの自学自習を中心に、レポートの提出(添削指導)、スクーリングへの参加(面接指導)、インターネットなどを利用した学習、試験などを通じて学ぶ高等学校と説明しています。

出典:文部科学省「通信制高校とは?」

実際の登校日数や学習スタイルは、学校や選ぶコースによって違います。

私たちが学校を探したときにも、

  • 週に何日登校するのか
  • 進学コースでは何日通うのか
  • スクーリングはどこで行うのか
  • 自宅から無理なく通えるか

などを確認しました。

特に毎日のように通学するコースを選ぶのであれば、一般的な高校と同じように、

通学時間や交通手段まで含めて続けられるか

を考える必要があります。

学校の内容が良くても、毎日の通学そのものが大きな負担になってしまえば、続けるのが難しくなることもあると思います。

学費は月額だけでなく年間で確認する

学校説明会では、当然ですが学費も確認しておきたいところです。

私が確認したのは、単純な授業料だけではありません。

  • 入学金
  • 授業料
  • 施設費
  • 教材費
  • スクーリングにかかる費用
  • 進学コースなどの追加費用
  • 通学にかかる交通費

などです。

通信制高校でも、選ぶ学校やコース、登校日数によって必要な費用は変わります。

そのため、

「月にいくらか」だけではなく、「1年間でどのくらい必要になるのか」

まで確認しておいた方が分かりやすいと思います。

子どもが安心して通える学校であることは大切です。

ただ、家庭として無理なく通わせ続けられることも同じくらい大切だと思っています。

私はシングルファーザーとして、高校だけではなく、その先の大学まで含めて教育費について何度も考えてきました。

【関連記事:シングルファーザーの教育費はきつい?高校生と大学生を育てた父親の現実】

説明会では先生や生徒の雰囲気も見ておきたい

説明会では、パンフレットに書かれている情報だけではなく、学校そのものの雰囲気も見ておきたいところです。

私は、

  • 先生が生徒にどのように接しているか
  • 質問したときに丁寧に答えてくれるか
  • 校舎や教室の雰囲気はどうか
  • 生徒がどのように過ごしているか
  • 娘自身がその環境をどう感じているか

なども見るようにしました。

これは数字にできるものではありません。

だからこそ、実際に学校へ行く意味があるのだと思います。

特に私は、親である自分がどう感じたかだけではなく、娘がどう感じているかを見るようにしていました。

説明会が終わったら、親の感想より先に子どもの話を聞く

学校説明会が終わると、親もいろいろ言いたくなります。

「ここ良かったね」

「あの学校の方が進学実績は良かったよ」

「こっちの方が通いやすそうだよ」

私も言いたくなることはありました。

それでも、できるだけ最初に本人の感想を聞くようにしました。

「どうだった?」

「ここなら通えそう?」

「何か気になったところはあった?」

そんなことを聞きます。

親が先に、

「ここが一番いいと思う」

と言ってしまうと、子どもが本当はどう感じたのか分からなくなることもあります。

もちろん、最終的には学費や通学、進路などを親子で一緒に考える必要があります。

それでも私は、

実際に通う本人がどう感じたかを、まず聞いてみること

を大切にしていました。

1校だけで決めず、可能なら複数校を見る

私たちは複数の学校について調べたり、説明を聞いたりしました。

そうすると、それぞれの違いが少しずつ見えてきます。

進学に力を入れている学校。

自分のペースで学びやすい学校。

通学する日数を選びやすい学校。

サポートを重視している学校。

1校だけを見ていると、その学校ならではの特徴なのか、他校にもある仕組みなのか分かりにくいことがあります。

可能であれば、いくつか比較してみると判断しやすくなると思います。

ただし、学校をたくさん見ればいいという話でもありません。

子どもが疲れてしまうのであれば、候補をある程度絞ってから説明会へ行く方法でもいいと思います。

合同説明会があれば、一度に複数校の話を聞ける

私の地域では、複数の高校が集まる合同説明会が開催されていました。

娘と参加したときには、公立・私立・通信制を含めて15校ほどが集まっており、一度にいくつもの学校の話を聞くことができました。

これはとても助かりました。

それまで知らなかった学校を知ることもできますし、同じ日に話を聞くことで、

「この学校は進学に力を入れている」

「こちらは通学の自由度が高そうだ」

と違いも比較しやすくなります。

すでに志望校が決まっている場合は個別の説明会へ行けばいいと思いますが、まだ候補を絞れていない段階なら、合同説明会を利用してみるのも一つの方法です。

まだ候補校が決まっていないなら、まず選択肢を広げてみる

通信制高校を探し始めたばかりだと、

「そもそもどんな学校があるのか分からない」

ということもあります。

文部科学省では、2026年4月1日時点の情報をもとに、通信制高校の本校や通信教育連携協力施設などを検索できる「通信制高等学校情報発信サイト」を公開しています。

まず、自分の地域にどのような通信制高校があるのか確認したい場合には、公的な情報源として利用できます。

文部科学省「通信制高等学校情報発信サイト」

一方で、通信制高校に限らず、

「まだ知らない高校も含めて候補を広げたい」

「子どもの性格や希望条件から学校を探してみたい」

という場合には、学校マッチングサービスを使う方法もあります。

私自身、娘の学校を探していた当時は利用していませんが、現在は中学受験・高校受験の学校探しを支援する「エデュスタ」というサービスもあります。

ただし、エデュスタの結果だけで学校を決めるものではありません。

あくまで、

「こんな学校もあるんだ」と候補を見つける入口

として利用し、気になる学校が見つかれば公式サイトを確認したり、学校説明会へ参加したりして、自分たちで確かめることが大切だと思います。

エデュスタについては、対応範囲や学校マッチングの仕組み、口コミなどを別の記事で詳しく調べています。

【関連記事:エデュスタの評判・口コミは?学校マッチングを調査】

まとめ|通信制高校の説明会では「子どもの今」と「その先」の両方を見る

通信制高校の学校説明会では、学費や登校日数、授業内容など確認したいことがたくさんあります。

ただ、私が娘と学校を探して感じたのは、

条件だけで学校を決めるのではなく、子どもがそこで過ごす姿を想像することが大切

ということでした。

私たちの場合、娘が大学進学を希望していました。

だから、

進学コースがあるか。

どのくらい登校するのか。

大学進学実績はどうなのか。

勉強に集中できそうな環境なのか。

先生は進学についてどのように考えているのか。

そうした部分まで確認しました。

一方で、どれだけ進学実績が良くても、本人が「ここには通いたくない」と感じているのであれば、それも大切な判断材料だと思います。

まず、

「高校卒業後、どうしたい?」

と子どもに聞いてみる。

そして、その希望から逆算して学校を見る。

説明会ではパンフレットだけでは分からないことを先生に聞き、最後には本人の感想を聞いてみる。

通信制高校の学校説明会は、学校から説明を聞くだけの場所ではありません。

子どもに合う学校なのかを、親子で一緒に考えるための機会

だと私は思っています。

最後まで読んでいただき、有難うございました。

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