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子どもの成績や進学を考えたとき、「塾に通わせた方がいいのでは」と考える親は多いと思います。
ただ、実際に塾を探してみると、月謝だけでなく入会金や教材費、季節講習などもあり、思っていた以上に費用がかかることがあります。
もちろん、その金額を高いと感じるかどうかは家庭によって違います。
月に数万円かかっても、子どもの教育に必要な費用だと考える家庭もあるでしょう。
一方で、
「子どものためには何かしてあげたい。でも毎月この金額を払い続けるのは厳しい」
と悩む家庭もあると思います。
私自身も、娘の塾や進学について考える中で、教育にかかる費用について何度も悩みました。実際、通っていた塾を途中で変更したこともあります。
その中で感じたのは、塾や教材を選ぶときに大切なのは金額だけではないということです。
子ども自身が無理なく続けられるか。
自分から学ぼうと思えるか。
そして、勉強そのものが嫌にならないか。
こうしたことも、費用と同じくらい大切だと思っています。
この記事では、「塾代が高いか安いか」だけで判断するのではなく、
- 子どもは今、何に困っているのか
- どんな学び方なら続けられそうか
- 家庭だけでは何が難しいのか
- どこまでなら家計に無理なく続けられるのか
- 塾以外の方法でも補えることはないか
という視点から、家庭学習、オンライン教材、オンライン塾、集団塾、個別指導などの選択肢を考えていきます。
参考までに、文部科学省の令和5年度「子供の学習費調査」では、実際に学習塾費を年間1円以上支出している中学生の家庭で、年間平均は公立約34万9千円、私立約32万8千円となっています。
もちろん、学年や通う塾、利用する科目数などによって実際の金額は変わります。
それでも、年間で見ると決して小さな金額ではありません。
だからこそ、「高いからやめる」「子どものためだから払う」とすぐに決めるのではなく、その費用で子どもの何を補いたいのかを一度考えてみることが大切ではないでしょうか。
塾代が高いか考える前に、子どもに何が必要なのかを見る
塾代が高いか安いかを考える前に、私はまず子どもに今どのような支援が必要なのかを整理した方がいいと思っています。
塾は、子どもの学習を助けるための一つの方法です。
塾へ通うこと自体が目的ではありません。
たとえば、子どもが勉強で困っている理由も一人ひとり違います。
- 勉強する習慣がついていない
- 分からないところを質問できない
- 前の学年から苦手が残っている
- 学習計画を立てるのが苦手
- 定期テスト対策が分からない
- 受験についての情報が足りない
- 家では集中できない
- そもそも勉強への苦手意識が強い
自分である程度学習を進められる子なら、市販教材やオンライン教材でも十分かもしれません。
反対に、何を勉強すればいいのか分からない、計画を立てても続かないという場合には、人が関わって支えてくれる方法が合うこともあります。
子どもの性格によっても違います。
一人で静かに取り組む方が集中できる子もいれば、周囲に同年代の子がいる方が頑張れる子もいます。
そして、家庭の状況も無視できません。
共働きで子どもの勉強を見てあげられない家庭もあれば、帰宅時間が遅く、塾への送迎が難しい家庭もあります。
私のように、一人で子育てをしながら仕事をしている親もいると思います。
だから私は、
「どの塾が一番いいか」ではなく、「この子にはどんな学び方が合い、家庭としてどこまで支えられるか」
から考える方がいいと思っています。
親が子どもの勉強をすべて教える必要はない、という私自身の考えについては、別の記事でも詳しく書いています。
【関連記事:子供の勉強を見てあげられない|親にできる関わり方を考えた】
お金をかけることが「親として頑張っている証明」になっていないか
これは、私自身が子どもの教育について考える中で何度も迷ったことです。
子どものために塾へ通わせる。
進学のためにお金を出す。
できる限り良い環境を用意する。
どれも親として自然な気持ちだと思います。
それでも私は、ときどき、
「これは本当に子どものためなのだろうか」
と自分に問いかけることがありました。
お金をかけることで、
「これだけやってあげた」
「親としてできることはした」
という安心を、自分自身が得たいだけではないかと思うこともありました。
もちろん、今でも正解は分かりません。
子どものためという気持ちと、親として安心したいという気持ちは、きれいに分けられるものではないと思っています。
ただ、この疑問を持ったことで、
「高い塾に入れること」と「子どもに合った環境を用意すること」は同じではない
と考えるようになりました。
高い塾が必要な子もいるでしょう。
個別に教えてもらうことで理解が進む子もいます。
一方で、家庭学習やオンライン教材でも十分に進められる子もいます。
私も娘の塾を考えるときには、
「一人でやる方がいい?」
「今日の先生はどうだった?」
「分からないところは聞けた?」
「このやり方なら続けられそう?」
と本人の気持ちを聞くようにしてきました。
仕事をしながら一人で子育てをしていると、塾や進学のことまで考えるのは正直大変です。
それでも振り返ってみると、塾をどうするか一緒に悩んだ時間も、娘と話すきっかけになっていました。
学習方法を選ぶことは、単にサービスを選ぶことではなく、子どもが今何を考えているのかを知る機会にもなるのだと思います。
塾に通う前に、費用を抑えてできることもある
塾代が負担に感じるのであれば、最初から「塾へ通わせるしかない」と考えなくてもいいと思います。
子どもが何につまずいているかによっては、それほど費用をかけずにできることもあります。
たとえば、
- 学校の授業や教科書を見直す
- 分からないところを学校の先生に質問する
- 市販の問題集や参考書を使う
- 無料の学習動画や教材を活用する
- 毎日少しずつ学習する時間を決める
といった方法です。
特に、まだ学習習慣がないのであれば、最初から何時間も勉強する必要はないと思います。
大切なのは、ただ勉強時間を増やすことではなく、
計画を立てる → 実行する → 振り返る
という経験を少しずつ増やすことではないでしょうか。
「今日はここまでやる」
「今週はこの単元を終わらせる」
「前より問題が解けるようになった」
そんな小さな積み重ねが、自分自身の成長を感じるきっかけになると思っています。
学習も「自分が成長している」と感じられる方が楽しい
子どもは、ゲームなら夢中になって取り組むことがあります。
特にロールプレイングゲームでは、経験を積み、レベルが上がり、今までできなかったことができるようになること自体が楽しさの一つですよね。
私は、学習にも少し似たところがあると思っています。
昨日分からなかった問題が解けた。
苦手だった単元が理解できた。
自分で立てた計画を一週間続けられた。
そうした変化が見えると、
「勉強させられている」から「自分が少し成長している」
という感覚に変わることもあるのではないでしょうか。
もちろん、勉強とゲームを同じように考えることはできません。
それでも、自分がどこまで進み、何ができるようになったのかが分かる環境は、学習を続けるきっかけの一つになると思っています。
できなかったことを責めるより、できたことを一緒に喜びたい
そして私は、子どもが少しでも前に進んだときには、その成果をできるだけ一緒に喜びたいと思っています。
勉強が予定どおり進まなかった。
テストの点数が思ったほど伸びなかった。
そんなときでも、できないことが分かったこと自体が一つの成果だと思うんです。
大人でも、人から何かを押しつけられたり、細かく干渉されたり、「どうしてできないの」と言われ続ければ嫌になりますよね。
だから、
「前よりここができるようになったね」
「自分でここまでやったんだね」
と、小さな変化でも本人が嬉しそうに話してくれたら、一緒に喜びたい。
自分から机に向かった。
分からないところを先生に質問した。
昨日できなかった問題が解けた。
それも立派な前進です。
そして、
「次もやってみようかな」
と思えるように応援したい。
褒めれば必ず成績が上がるという単純な話ではありません。
それでも私は、失敗を責め続けるより、小さな成長を認める方が次へ進みやすいのではないかと考えています。
教材があっても「計画して続けること」が難しい場合もある
一方で、自分で学習計画を立て、それを毎日実行することは簡単ではありません。
- 何から始めればいいのか分からない
- 計画を立てても続かない
- 今日何を勉強すればいいのか決められない
- 一度できなかっただけで嫌になってしまう
- 親から言われないと始められない
という子もいると思います。
この場合、教材を増やすだけでは解決しないかもしれません。
必要なのが、
いつ、何を、どのくらいやるのかを一緒に考え、進み具合を確認する仕組み
ということもあります。
ここからが、学習サービスにお金をかける意味を考えるポイントです。
費用だけでなく「どこまでサポートが必要か」で選ぶ
学習方法は、安い順に選べばいいわけではありません。
おおまかに分けると、次のように考えられます。
| 学び方 | 費用の目安 | 向いていそうなケース |
|---|---|---|
| 家庭学習・市販教材 | 低い | 自分で計画して進められる |
| e点ネット塾 | 月2,640円〜※ | 映像授業を使い自分のペースで進めたい |
| デキタス | 月5,280円 | 短時間から学習習慣を作りたい |
| ウィズスタディ | 受講料 月5,980円〜/1科目※ | 学習計画から支えてほしい |
| 個別指導・家庭教師 | 内容により高くなる | 分からない部分を直接教えてほしい |
※料金は2026年9月21日時点で確認した税込料金です。
e点ネット塾の2,640円は中学生コースを12か月前払いした場合の月額換算です。
ウィズスタディは中学生・超ライトプラン1科目の受講料で、別途システム利用料月4,400円、入塾金27,500円などがあります。
料金・キャンペーンは変更される可能性があるため、申込前に最新情報をご確認ください。
これは、上へ行くほど良いという表ではありません。
子どもが自分でできるところには必要以上にお金をかけず、難しいところだけ外部の力を借りる。
そんな選び方でもいいと思います。
自分で進められるならe点ネット塾のような方法もある
ある程度自分で学習でき、
「学校で分からなかった単元をもう一度見たい」
「苦手なところだけ復習したい」
という場合なら、映像授業を利用する方法があります。
e点ネット塾の中学生コースは通常月4,000円で、現在のキャンペーンでは毎月払い3,190円、12か月前払いでは月あたり2,640円です。5教科の講義映像や問題集などを利用できます。
比較的費用を抑えられますが、自分で「今日は何をやるか」を決める力はある程度必要です。
安いから選ぶのではなく、子どもが自分で使いこなせそうかを見ることが大切です。
e点ネット塾は、できるだけ費用を抑えながら、映像授業を使って自分のペースで学びたい家庭には検討しやすい選択肢です。
ただし、子ども自身である程度学習を進める必要があるため、まずはサービス内容を確認し、「これなら使えそうか」を親子で考えてみるといいと思います。

短時間から習慣を作るならデキタスという方法もある
デキタスの中学生コースは月5,280円で、初回に初期登録料990円がかかります。
1回約2〜5分の授業で、公式では「まずは1日10分から」と案内されています。専用端末も必要ありません。
長時間の勉強に抵抗がある子なら、
「まず10分やってみる」
という始め方もできます。
私が先ほど書いた「小さな達成を積み重ねる」という考え方とも相性のいい学び方だと思います。
無料体験も用意されているため、実際に子どもが使って「これなら続けられそう」と思えるかを確認してから考える方法もあります。
デキタスは、いきなり長時間勉強するのではなく、短い学習から少しずつ習慣を作っていきたい場合に検討できるサービスです。
実際に使ってみて、
「分かりやすい」
「これなら続けられそう」
と思えるかを確認してから判断するといいと思います。
計画を立てるところから難しいなら学習管理を利用する
教材はあるのに勉強しない。
何をすればいいのか分からない。
計画を作っても続かない。
そんな場合には、教材を増やすより、計画を立てるところから支えてもらう方法があります。
ウィズスタディの中学生向け超ライトプランは、1科目月5,980円の受講料で学習計画のサポートを受けるプランです。
さらに学習管理や確認テスト、コーチングなどを含むプランもあります。
ただし、5,980円だけですべてのサービスを受けられるわけではありません。中学生の場合はシステム利用料月4,400円、入塾金27,500円なども設定されています。
だからこそ、料金の安さだけではなく、
「わが子に必要なのは教材なのか、学習計画なのか、それとも個別授業まで必要なのか」
を確認することが大切です。
ウィズスタディについては、料金やプラン、学習管理の内容を別の記事で詳しく調べています。
【関連記事:ウィズスタディの評判は?月5,980円~で何ができる?料金・学習管理を調査】
分からないところを直接教えてほしいなら個別指導もある
一人で問題を解いても理解できない。
質問して、その場で説明してもらいたい。
その場合には、個別指導や家庭教師が合うこともあります。
たとえばトウコベは、オンラインで1対1の個別指導を行っています。
公式料金では、中学1〜2年生が30分2,530円、中学3年生が30分2,585円で、別途学習サポート費月3,850円などが設定されています。
当然、教材だけを使う方法より総額は高くなりやすくなります。
それでも、個別に教えてもらう必要がある子にとっては、その部分にお金を使う意味があります。
トウコベについては、小学生の学びという視点から別の記事でも詳しく調べています。
【関連記事:トウコベとは?東大生による小学生向けオンライン個別指導の評判を調査】
通塾かオンラインかは家庭の生活も含めて考える
子どもに必要なサポートが分かってきたら、次に考えたいのがどこで学ぶかです。
通塾の場合は、
- 自宅から通えるか
- 親が送迎できるか
- 部活動との時間が合うか
- 帰宅時間が遅くなりすぎないか
- 子ども自身が通いたいと思えるか
といったことも考える必要があります。
特に地方では、希望する塾が近くにあるとは限りません。
私自身も仕事をしながら子どもの塾を考えてきたので、授業内容だけではなく、送迎まで含めて続けられるかを考えてきました。
月謝だけを見ると払える金額でも、毎週の送迎時間や交通費、親の生活への影響まで考えると、負担はそれだけではありません。
一方、オンラインなら移動や送迎は必要ありません。
ただし、オンラインなら必ず安いわけでもありません。
映像教材なのか。
学習管理まで必要なのか。
1対1の個別授業まで必要なのか。
それによって費用は変わります。
塾の送迎とオンラインについては、実際に送迎してきた経験をもとに別の記事でも整理しています。
【関連記事:塾の送迎は大変|子供に合うのは通塾?オンライン指導?】
家計では「払えるか」より「払い続けられるか」を考える
教育のことになると、
「子どものためだから」
と思い、少し無理をしてでもお金を出したくなることがあります。
私自身もそうでした。
ただ、学習サービスは1回使って終わりではありません。
半年、1年、場合によっては何年も続きます。
だから私は、
「今払えるか」ではなく、「無理なく払い続けられるか」
で考えた方がいいと思っています。
月謝以外にも、
- 入会金
- 教材費
- 模試代
- 季節講習
- 受験前の追加講座
- 交通費や送迎費
などが必要になることがあります。
教育は大切です。
でも、家庭の生活も続きます。
高校、大学へ進めば、さらに教育費が必要になる可能性もあります。
だから、
今できる最大限のことをすることと、今すべてのお金を使うことは違う
と私は考えています。
普段は比較的費用の低い方法を使い、必要な時期だけサポートを増やす。
苦手科目だけ個別指導を利用する。
そんな使い方でもいいと思います。
無料体験や相談は「子どもに合うか」を確かめるために使う
学習サービスには、無料体験や無料相談が用意されているものがあります。
私は、
「無料だから申し込む」のではなく、「子どもに合うかを確かめるために使う」
くらいでいいと思います。
見るポイントは、
- 子どもが嫌がっていないか
- 説明を理解できているか
- 自分から続きをやろうとしているか
- 質問しやすそうか
- 親が付きっきりにならなくても使えそうか
- 家庭の生活リズムに入れられそうか
といったことです。
そして、体験した後には、
「どうだった?」
「続けてみたい?」
と本人に聞いてみる。
親から見て良さそうなサービスでも、実際に使う子どもが嫌がっていれば長く続けるのは難しいでしょう。
反対に、
「これならできそう」
と本人が楽しそうに話すのであれば、それは大切な判断材料になると思います。
まとめ|塾代が高いと感じたら「この子には今、何が必要か」に戻って考える
塾代について調べ始めると、
「どこが安いのか」
「どの塾が一番いいのか」
という話になりがちです。
でも私は、それだけでは決められないと思っています。
まず考えたいのは、
子どもは今、何に困っているのか。
そして、
どこまでなら自分でできるのか。
です。
教材があれば進められるなら、費用を抑えた方法があります。
学習習慣がまだないなら、小さな目標から始める。
計画を立てることが難しいなら、その部分を支えてもらう。
一人で理解できないなら、必要なところだけ人に教えてもらう。
そして私は、どの方法を選ぶとしても、
子どもが「やらされている」だけになっていないか
は見ておきたいと思っています。
できなかったことを責めるより、
「ここまでできた」
「前より分かるようになった」
と、小さな成長を一緒に喜びたい。
そこから、
「自分にもできる」
「もう少しやってみよう」
という気持ちが生まれれば、それが一番うれしいことだと思っています。
塾も、オンライン教材も、家庭学習も、そのための手段です。
高いサービスを使うことが正解でも、安いサービスを選ぶことが正解でもありません。
子どもが少しずつ自分で学べるようになり、家庭としても無理なく支え続けられる方法を探す。
私自身も、娘の教育について悩みながら、そう考えるようになりました。
塾代が高いと感じたときこそ、
「もっと安い塾はないか」
だけではなく、
「この子には今、本当に何が必要なんだろう」
と、一度子どもと一緒に考えてみる。
そこから学び方を探しても、遅くはないと思います。
最後まで読んでいただき、有難うございました。


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