塾の送迎は大変|子供に合うのは通塾?オンライン指導?

塾の送迎に悩む親子が通塾とオンライン指導のどちらが子供に合うか比較するイメージ 奮闘記

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子供を塾に通わせようと考えたとき、授業内容や料金と同じくらい、親にとって悩ましいのが「送迎」ではないでしょうか。

特に仕事をしながら子育てをしていると、塾が終わる時間に合わせて迎えに行くだけでも、毎日の生活は大きく変わります。

私も仕事をしながら、長女の塾への送迎を続けてきました。

私の場合、職場から自宅方面へ戻るまで、自家用車で90分近くかかります。

学校が終わるのは17時頃。その後、長女が塾へ移動して授業を受けると、終わるのは20時頃になります。

ちょうど私が仕事を終えて帰ってくる時間と重なるため、迎えに行くこと自体は生活の流れに組み込みやすい部分もありました。

とはいえ、「だったら自転車で通ってもらえばいい」と簡単に割り切れる環境でもありません。

私たちが暮らしているのは比較的田舎で、夜になると街灯がほとんどない場所もあります。

暗い夜道を年頃の娘が一人で自転車で帰ることを考えると、父親としてどうしても心配でした。

さらに自宅は小高い場所にあり、帰宅するには自転車で坂道を上らなければなりません。

学校へ行き、そのまま塾で勉強したあと、夜道を走り、最後には坂道を自転車で上って帰る。

そう考えると、我が家では私が車で迎えに行くことが、自然な選択になっていました。

一方で、今は自宅にいながら授業を受けられるオンライン指導という選択肢もあります。

送迎が必要ないのであれば、親の負担はかなり減ります。

では、送迎が大変ならオンライン指導を選んだ方がいいのでしょうか。

私は、それほど単純な話でもないと思っています。

送迎をする私だけを考えれば、オンラインの方が間違いなく楽です。

しかし、実際に勉強するのは子供です。

教室へ行き、同じように目標へ向かって勉強している生徒たちの姿を見ること。周囲の空気に刺激を受け、「自分もやらなければ」と感じること。

そうした環境も、通塾だからこそ得られるものの一つだと思います。

親にとって負担が少ない方法と、子供にとって勉強しやすい方法が、必ず同じになるとは限りません。

この記事では、長女を塾へ送迎してきた私自身の経験を交えながら、

  • 通塾にはどんなメリット・デメリットがあるのか
  • オンライン指導なら何が変わるのか
  • それぞれどんな子供に向いているのか
  • 親の負担をどこまで考えていいのか

について整理してみたいと思います。

「塾へ通わせたい。でも送迎が大変だ」

そんな悩みを抱えている方が、ご家庭に合った方法を考える一つの材料になれば幸いです。

塾の送迎は「大変かどうか」だけでは決められない

塾の送迎について考えていると、「送迎が大変ならオンラインにすればいい」と思うことがあります。

実際、私もそう考えたことがあります。

確かに、車で送り迎えする必要がなくなれば、親の負担はかなり軽くなるでしょう。

しかし、実際に長女を送迎してきた私には、送迎というものを単純に「親の負担」だけで考えることには、少し違和感があります。

我が家の場合、まず気になったのが夜道の安全でした。

私たちが住んでいる地域は、都会のように夜でも明るい道路ばかりではありません。

少し道を外れれば街灯がほとんどない場所もあり、夜になるとかなり暗くなります。

塾が終わる20時頃に、年頃の娘を一人で自転車に乗せて帰らせる。

たとえ本人が「大丈夫」と言ったとしても、父親としてはやはり心配でした。

さらに、塾から自宅までは自転車なら40分以上かかります。

しかも自宅は小高い場所にあるため、最後には坂道を上らなければなりません。

朝から学校へ行き、夕方から塾で勉強し、それから暗い道を40分以上自転車で走って坂道を上る。

それを考えると、娘の体力的な負担も決して小さくありませんでした。

だから私が迎えに行くのは、単に「過保護だから」というだけではなかったと思っています。

もちろん、父親である私が心配だったという部分はあります。

ただ、それ以上に、

「娘が受験勉強を頑張っている中で、親として自分にできることは何だろう」

と考えたとき、私にできることの一つが送迎だったのだと思います。

勉強そのものを代わってあげることはできません。

試験を受けることも、成績を上げることも、最後は本人がやるしかありません。

それならせめて、塾からの帰りは車に乗せて家まで連れて帰る。

それくらいは私にもできる。

そんな気持ちがありました。

もしかすると、親の自己満足なのかもしれません。

それでも今の私には、娘の受験勉強に一緒に向き合う方法の一つだったように思います。

安全面や体力面を考えても、我が家では送迎する方が現実的でした。

そしてもう一つ、意外だったのが時間の問題です。

私は仕事を終えてから自宅方面へ戻るまでに90分近くかかります。

一方、長女の塾が終わるのは20時頃。

ちょうど私が仕事を終えて帰ってくる時間帯と比較的近かったため、仕事帰りにそのまま迎えに行くという流れを作ることができました。

もちろん、毎日のことなので負担がないわけではありません。

仕事で疲れている日もありますし、本当ならそのまま家へ帰りたいと思う日もあります。

それでも、

「送迎が必要だから通塾は無理」

とまでは感じませんでした。

家庭によっては、仕事の時間と塾の時間がまったく合わず、毎回送迎することが大きな負担になることもあるでしょう。

反対に、我が家のように親の帰宅時間と塾が終わる時間がうまく重なり、生活の流れに組み込める場合もあります。

だから私は、塾の送迎を考えるとき、

送迎があるか、ないか

だけで判断するのではなく、

その送迎が自分たち家族の生活の中で無理なく続けられるか

を見ることが大切だと思っています。

安全面、子供の体力、学校が終わる時間、親の仕事、塾までの距離、自宅周辺の環境。

こうした条件は家庭ごとに違います。

通塾とオンライン指導を比較する前に、まずは自分たちの生活の中で「送迎」がどれくらいの負担になるのか。

そして、その負担をかけてでも通塾する意味が子供にあるのか。

この二つを分けて考えてみる必要があるのではないでしょうか。

【関連記事:シングルファーザーの仕事と子育ての両立|5年続けた父子家庭の現実

送迎だけを考えればオンライン指導はかなり楽になる

通塾を続けていると、どうしても親の生活は塾の時間に左右されます。

「今日は何時に終わるのか」

「仕事は間に合うのか」

「夕食はいつ準備するのか」

「迎えに行ったあと、家に着くのは何時になるのか」

一つひとつは小さなことかもしれませんが、シングルファーザーの私にとって、それが毎週、あるいは週に何度も続けば、それなりの負担になります。

その点だけを考えれば、オンライン指導には大きなメリットがあります。

自宅で授業を受けられるので、基本的に送迎は必要ありません。

車で塾まで移動する時間もなければ、授業が終わる時間に合わせて迎えに行く必要もありません。

雨が降っていても、冬の夜道が暗くても、親が車を出す必要はありません。

子供にとっても、学校から帰宅したあと、塾へ移動する時間を減らすことができます。

我が家の場合、長女が自転車で塾から自宅まで帰れば40分以上かかります。

私が車で迎えに行けば、その負担は減らせますが、今度は当然、私の時間を使うことになります。

オンライン指導なら、その移動時間そのものがなくなります。

これは親にとっても子供にとっても、決して小さな違いではないと思います。

特に仕事をしながら子育てをしている家庭では、一日の中で自由に使える時間はそれほど多くありません。

夕食を作る。

洗濯をする。

翌日の準備をする。

仕事が残っていれば、それを片付けることもあるでしょう。

そこへ塾の送迎が加われば、その前後の予定まで塾の時間を基準に考えることになります。

私自身、これまで子育てをする中で、「自分で全部やること」だけが正解ではないと考えるようになりました。

以前、家事についても「時間をお金で買う」という考え方について記事を書きました。

【関連記事:シングルファーザーになって、「時間をお金で買う」意味が分かった

お金を使って誰かに任せたり、別の方法を選んだりすることで時間を作れるのであれば、それも一つの選択肢だと思っています。

塾についても似た部分があります。

送迎に使っていた時間がなくなれば、その分、夕食を一緒に食べられるかもしれません。

親が少し休めるかもしれません。

子供自身も、移動に使っていた時間を勉強や睡眠、あるいは息抜きに使えるかもしれません。

そう考えると、オンライン指導の「送迎がいらない」というメリットは、単に親が楽になるというだけではありません。

家族全体の時間の使い方を変えられる可能性がある。

私は、そこにオンライン指導の大きな魅力があると思います。

ただし、ここで一つ忘れてはいけないことがあります。

時間だけを比較すれば、オンライン指導の方が効率的です。

それでも私は、だからといって「オンラインの方が通塾より良い」とは思いません。

なぜなら、塾へ通うことで得られるものの中には、時間の効率だけでは測れないものもあるからです。

通塾だからこそ得られる学習環境もある

オンライン指導には、移動時間がなく、送迎も必要ないという大きなメリットがあります。

それでも、通塾には通塾だからこそ得られるものがあります。

その一つが、「勉強するための場所へ行く」という環境そのものではないでしょうか。

自宅には、どうしても誘惑があります。

スマートフォンもありますし、テレビもあります。

自分の部屋なら、少し疲れたときにベッドへ横になることもできます。

もちろん、自宅でもしっかり集中できる子供なら問題ありません。

ただ、場所を変えることで気持ちを切り替えやすい子供もいると思います。

「今から塾へ行く」

そう決めて家や学校を出ることで、自然と勉強するモードに切り替わる。

これは通塾ならではの良さです。

そして、もう一つ大きいと感じるのが、周囲で勉強している生徒の存在です。

教室へ行けば、自分と同じように受験や成績向上を目指して勉強している子供たちがいます。

中には、自分より成績が良い生徒もいるでしょう。

志望校に向けて必死に勉強している生徒もいるでしょう。

そういう姿を実際に見ることで、

「自分もやらなければ」

「このままではいけない」

と感じることもあるのではないでしょうか。

親がいくら「勉強しなさい」と言っても、なかなか伝わらないことがあります。

それでも、同じ年代の子供たちが真剣に勉強している姿を見ることで、自分から何かを感じ取ることはあると思います。

私も、長女を塾へ通わせる中で、そうした環境には意味があるのではないかと感じるようになりました。

受験勉強は、基本的には自分との戦いです。

最終的に机に向かうのも、問題を解くのも、試験を受けるのも本人です。

ただ、その過程で周囲から受ける刺激が、気持ちを前へ向けてくれることもあります。

同じ目標を持つ仲間がいる。

自分より頑張っている人がいる。

自分とは違う考え方や勉強方法をしている人がいる。

そうしたことを実際に感じられるのは、通塾の一つの価値だと思います。

また、分からないことがあったときに、その場で先生へ質問できることも通塾のメリットです。

もちろん、オンライン指導でも質問はできます。

ただ、人によっては画面越しよりも、実際に先生と同じ空間で話した方が質問しやすい場合もあるでしょう。

授業が終わったあとに少しだけ聞いてみる。

自習中に分からないところを相談する。

そんな何気ないやり取りがしやすいことも、教室へ通う良さの一つです。

さらに、自習室を利用できる塾であれば、

「家ではなかなか集中できない」

という子供にとって、勉強する場所を確保できるという意味もあります。

こうして考えると、通塾の価値は授業を受けることだけではありません。

勉強する場所へ行くこと。

周囲の生徒から刺激を受けること。

先生と直接話せること。

自宅とは違う学習環境を持てること。

こうした要素も含めて、通塾には意味があるのだと思います。

だからこそ、

「送迎が大変だからオンライン」

「通えるなら通塾」

と単純に決めるのではなく、

その子供がどんな環境なら勉強に向き合いやすいのか

を考えることが大切だと思います。

送迎の負担は親側の問題です。

一方、勉強する環境が合うかどうかは子供側の問題です。

この二つを一緒にしてしまうと、どちらかに無理が出ることがあります。

親にとって続けやすく、子供にとっても勉強しやすい。

その重なるところを探すことが、塾選びでは大切なのではないでしょうか。

オンライン指導には通塾とは違った良さがある

通塾には、教室という環境や周囲の生徒から受ける刺激など、実際にその場所へ行くからこそ得られるものがあります。

では、オンライン指導は「送迎をしなくていい」というだけなのでしょうか。

調べてみると、オンライン指導にも通塾とは違った良さがあります。

その一つが、住んでいる場所にあまり左右されずに先生や指導を選べることです。

我が家のように地方で暮らしていると、通える塾の選択肢にはどうしても限りがあります。

評判の良い塾があったとしても、自宅から遠ければ毎週通うのは難しくなります。

さらに、通塾できる範囲の中に、子供が求めている指導をしてくれる塾があるとも限りません。

その点、オンラインなら住んでいる地域から離れた先生の指導を受けることもできます。

「近くにある塾から選ぶ」のではなく、

「子供に合いそうな先生や指導方法から選ぶ」

という考え方ができるようになります。

これは特に、地方で暮らす家庭にとって大きなメリットではないでしょうか。

1対1で教えてもらうという選択肢もある

オンライン指導というと、パソコンやタブレットで映像授業を見る姿を想像する方もいるかもしれません。

しかし、オンラインの学習サービスにもさまざまな形があります。

録画された授業を見るものもあれば、先生とリアルタイムでつながり、1対1や少人数で指導を受けるものもあります。

1対1の指導であれば、

「ここが分からない」

「もう一度説明してほしい」

といったことを、その子供の理解度に合わせて聞きやすくなります。

集団授業では、周囲がどんどん先へ進んでいると、

「こんなことを聞いても大丈夫かな」

と質問することをためらう子供もいるかもしれません。

一方、最初から自分一人に先生がついている環境なら、分からないところを自分のペースで確認しやすいという良さがあります。

もちろん、これも子供の性格によります。

1対1の方が落ち着いて話せる子供もいれば、大勢の中で授業を受ける方が気楽だという子供もいるでしょう。

大切なのは、

オンラインだから良い、対面だから良いと決めつけるのではなく、その子供が質問しやすい環境を選ぶこと

だと思います。

学校や部活との時間を調整しやすい

中学生や高校生になると、勉強だけを考えて一日の予定を決めることは難しくなります。

学校があり、部活動があり、学校行事もあります。

高校生になれば、帰宅時間そのものが遅くなることもあります。

そこから決まった時間に塾へ移動するとなれば、子供にとっても慌ただしい生活になります。

オンライン指導であれば、移動時間がない分、その前後の予定には少し余裕を作りやすくなります。

学校から帰って一度食事をする。

少し休憩してから授業を受ける。

授業が終われば、そのまま自宅で次の勉強へ移る。

そうした時間の使い方もできます。

親の送迎負担だけではなく、子供自身の時間を考えても、オンラインという方法が合う家庭は多いと思います。

オンラインだからこそ選択肢が広がることもある

私自身、これまで子供の勉強について考える中で、

「親が全部教えなければならない」

とは思わなくなりました。

親に分からないことがあれば、その分野を教えられる人の力を借りればいい。

以前、「子供の勉強を見てあげられない」という悩みについても、親にできる関わり方を考えました。

【関連記事:子供の勉強を見てあげられない|親にできる関わり方を考えた

親が問題の解き方をすべて教えられなくても、

どんな環境なら子供が勉強しやすいのか。

困ったときに誰の力を借りるのか。

その選択肢を一緒に考えることはできます。

オンライン指導も、その一つなのだと思います。

特に、

  • 近くに希望する塾がない
  • 送迎することが難しい
  • 1対1で教えてもらいたい
  • 学校や部活との時間を調整したい
  • 自分に合う先生を広い範囲から探したい

という家庭であれば、検討する価値はあるでしょう。

ただし、選択肢が広いからこそ気をつけたいこともあります。

自宅で授業を受けるということは、通塾のように「教室へ行けば自然と勉強する環境になる」とは限りません。

オンライン指導のメリットを生かせるかどうかは、結局のところ子供との相性にも大きく左右されます。

では、どんな子供なら通塾が向いていて、どんな子供ならオンライン指導が向いているのでしょうか。

次は、親の都合ではなく、子供の性格や学習スタイルを中心に考えてみます。

通塾が向いている子・オンライン指導が向いている子

ここまで通塾とオンライン指導、それぞれの良さを見てきました。

どちらにもメリットがあり、逆に弱い部分もあります。

だからこそ、最終的には、

「どちらが良い塾なのか」ではなく、「どちらがその子供に合っているのか」

を考えることが大切なのだと思います。

親にとってオンラインの方が楽だったとしても、子供が自宅ではまったく集中できないのであれば、せっかくの授業を十分に生かせないかもしれません。

反対に、自宅でも集中して勉強できる子供なら、わざわざ時間をかけて塾へ移動する必要性は小さくなるかもしれません。

まずは、それぞれどんな子供に向いているのかを整理してみます。

通塾が向いていると思う子供

通塾が向いているのは、たとえば次のような子供です。

  • 家では勉強に集中しにくい
  • 場所を変えた方が気持ちを切り替えやすい
  • 周囲の生徒から刺激を受けるタイプ
  • 先生へ直接質問したい
  • 自習室など、勉強する場所が必要
  • 決まった時間に塾へ行く方が学習習慣を作りやすい

特に、「家にいるとどうしてもダラダラしてしまう」という場合は、通塾することそのものが勉強を始めるきっかけになることがあります。

自宅ではスマートフォンを触ってしまう。

少し休憩するつもりが、そのまま長時間休んでしまう。

そんな子供でも、教室に入り周囲が勉強していれば、自然と机へ向かいやすくなるかもしれません。

また、競争心がある子供なら、周囲の生徒の存在が良い刺激になることもあるでしょう。

「あの子が頑張っているから、自分も頑張ろう」

「あの子には負けたくない」

受験勉強では、そんな気持ちが意外と大きな力になることもあると思います。

オンライン指導が向いていると思う子供

一方、オンライン指導が向いているのは、たとえば次のような子供です。

  • 自宅でも比較的集中して勉強できる
  • 自分のペースで質問したい
  • 集団の中では質問することをためらってしまう
  • 学校や部活で帰宅時間が遅い
  • 通える範囲に自分に合う塾が少ない
  • 特定の科目や苦手分野を重点的に教えてもらいたい
  • 1対1の方が落ち着いて先生と話せる

オンライン指導の場合、周囲に他の生徒がいない環境を選べるため、人目を気にせず質問できるという良さがあります。

分からない問題について、

「こんな基本的なことを聞いたら恥ずかしいかな」

と感じてしまう子供でも、1対1なら聞きやすくなるかもしれません。

また、地方に住んでいる場合には、「通える距離」という条件から解放されることも大きなメリットです。

近くに希望する塾がなくても、オンラインなら住んでいる場所とは離れた先生から指導を受けられます。

我が家のように地方で暮らしていると、この違いは決して小さくないと感じます。

子供自身に聞いてみることも大切だと思う

そして、塾を決めるときに忘れたくないのが、実際に勉強する子供本人の気持ちです。

親はどうしても、

「送り迎えできるか」

「料金はいくらか」

「家からどれくらい遠いか」

といった現実的な条件を考えます。

それは当然です。

家庭の生活が成り立たなければ、どんなに良い塾でも続けることはできません。

ただ、その条件だけで親が決めてしまうのも少し違うと思います。

「教室で勉強する方がいい?」

「家で先生と1対1の方がいい?」

「どんな先生なら質問しやすい?」

そんなことを子供と話してみるだけでも、選ぶ基準は変わってくるかもしれません。

実際に通ってみなければ分からないこともありますし、子供自身もうまく説明できない場合もあるでしょう。

だからこそ、無料体験や相談などが用意されているのであれば、一度試してみるのも一つの方法だと思います。

親と子供のどちらか一方だけが無理をする選び方は続きにくい

ここまで考えてきて、私が一番大切だと思うのは、

親の事情と子供との相性、その両方を見ること

です。

どれだけ子供に合っている塾でも、親が毎回無理をしなければ送迎できないのであれば、長く続けることは難しくなります。

反対に、親にとってオンラインが楽でも、子供が自宅では集中できず授業に身が入らないのであれば、本来の目的から外れてしまいます。

塾へ通う目的は、親を楽にすることでも、親が頑張ったことを証明することでもありません。

子供が勉強しやすい環境を作ることです。

ただ、その環境を長く支えていくためには、親側にも無理がないことが必要です。

だから私は、

「子供に合っているか」と「家庭として続けられるか」

この二つが重なる方法を探すのが、一番現実的なのではないかと思っています。

通塾とオンライン指導を比較してみる

ここまで、通塾とオンライン指導それぞれの良さを見てきました。

文章で読むと分かりにくい部分もあるため、主な違いを整理してみます。

比較項目通塾オンライン指導
親の送迎負担必要になる場合がある基本的に不要
子供の移動時間ありほぼなし
学習場所教室・自習室自宅
勉強への切り替え環境を変えることでしやすい自分で切り替える必要がある
周囲からの刺激受けやすい受けにくい
先生との距離対面で話せる画面越しが中心
質問のしやすさ子供によっては対面の方がしやすい1対1なら質問しやすい場合がある
時間の自由度授業時間や移動時間に左右されやすい比較的調整しやすい
地域による選択肢通える範囲に限られる地域を問わず選びやすい
自習環境自習室が使える塾もある家庭で環境を整える必要がある
親子の送迎時間会話の時間になることもある送迎時間そのものがなくなる

こうして比べてみると、どちらにもはっきりとした良さがあります。

通塾は、勉強する場所そのものを作りやすく、周囲の生徒や先生から刺激を受けやすい方法です。

一方、オンライン指導は、移動や送迎の負担を減らしながら、住んでいる場所に左右されずに先生や指導方法を選びやすいという強みがあります。

我が家の場合、送迎には負担がありました。

ただ、その時間が長女と話す大切な時間にもなっていました。

だからこそ、私自身は「送迎がない方が楽」という理由だけで、オンラインの方が良いとは思えません。

反対に、家庭によっては送迎が大きな負担になり、通塾を続けること自体が難しいこともあるでしょう。

結局のところ、

どちらの方が優れているかではなく、家庭の生活と子供の性格にどちらが合っているか

を見ることが大切です。

そして、もう一つ考えておきたいのが、

必ずしも通塾かオンラインのどちらか一方だけを選ぶ必要はない

ということです。

普段は通塾しながら、特定の科目だけオンラインで補う。

逆に、基本はオンライン指導を利用しながら、必要に応じて対面の講習や自習室を活用する。

そんな使い分けもできます。

子供の勉強方法は、一つに決めつける必要はありません。

通塾とオンラインは使い分けてもいい

塾選びを考えていると、

「通塾にするか」

「オンラインにするか」

どちらか一方を選ばなければならないように感じることがあります。

でも、私は必ずしも二者択一で考える必要はないと思っています。

普段は通塾して、学校の授業や受験対策を進める。

そのうえで、苦手な科目だけオンラインで補う。

反対に、基本はオンライン指導を利用しながら、必要な時期だけ対面の講習を受ける。

そんな使い方もできます。

特に高校生になると、必要な勉強は一人ひとり違ってきます。

英語や数学は通っている塾でしっかり見てもらえている。

でも、別の科目になると十分に対応してもらえない。

そんなこともあるでしょう。

その場合、すべてを別の塾へ切り替えるのではなく、

必要な部分だけ別の方法で補う

という考え方があってもいいと思います。

私も長女の勉強について考える中で、「一つの塾だけですべてを解決しなければならない」とは思わなくなりました。

子供の状況や必要な科目に合わせて、使えるものを組み合わせればいい。

その方が現実的なこともあります。

たとえば、高校で学ぶ「情報Ⅰ」のように、親世代にはなじみが薄く、家庭で教えるのが難しい科目もあります。

私自身も、情報Ⅰについては「塾が必要なのか」「独学でも大丈夫なのか」を改めて調べました。

【関連記事:情報Ⅰは塾が必要?独学が難しい場合の選択肢を調査

こうした特定科目だけ専門的な指導を受けたい場合、オンラインを利用する意味は大きくなります。

近くの塾がその科目に対応していなくても、オンラインなら選択肢を広げることができます。

これは、前に触れた「住んでいる場所に左右されにくい」というオンライン指導のメリットともつながります。

もちろん、あれもこれもと増やせばいいわけではありません。

サービスを増やしすぎれば、子供の負担も増えますし、家庭の費用負担も大きくなります。

大切なのは、

今の子供に何が足りないのか

を子供と一緒に考えることだと思います。

勉強する環境が必要なら通塾。

1対1で苦手なところを見てもらいたいならオンライン個別指導。

特定の科目だけ専門的に学びたいなら、その科目に合ったサービスを探す。

このように考えれば、「通塾かオンラインか」という二択から少し離れることができます。

親としても、最初から完璧な選択をしようとしなくていいのではないでしょうか。

子供の成績や生活、本人の感想を見ながら、

「今の方法は合っているのか」

「別の方法を加えた方がいいのか」

と、その都度考えていけばいい。

私は、そのくらい柔軟に考えた方が、親にも子供にも無理が少ないように思います。

塾は、一度決めたら最後まで同じ形で続けなければならないものではありません。

大切なのは、通塾かオンラインかという形ではなく、

その時の子供に必要な学習環境を選ぶこと

なのだと思います。

塾選びは子供と相談しながら変えていけばいい

塾や学習方法を選ぶとき、

「一度決めたのだから続けた方がいい」

と考えてしまうことがあります。

もちろん、すぐに結果が出ないからといって、短期間で次々と変える必要はないと思います。

ただ、子供の成長や目標が変われば、必要な学習環境も変わっていきます。

我が家でもそうでした。

長女には、以前は公文で勉強していました。

その時期の長女にとっては、基礎を積み重ねながら自分のペースで進められる公文という学習方法が合っていると考えていたからです。

しかし、高校生になり、進学について具体的に考えるようになると、必要なものも変わってきました。

志望校を意識して受験勉強をするのであれば、学校の勉強を補うだけではなく、受験を見据えた指導や学習環境も必要になります。

そこで長女とも相談し、公文から進学塾へ切り替えました。

私が一方的に、

「これからはこの塾に行きなさい」

と決めたわけではありません。

今どんなことに困っているのか。

これからどこを目指したいのか。

今の勉強方法で足りないものは何なのか。

そうしたことを長女と話しながら考えました。

もちろん公文の先生にも相談しました。

私は、この「子供と相談する」ということがとても大切だと思っています。

親から見れば良さそうな塾でも、実際にそこで勉強する子供に合わなければ続きません。

反対に、親があまり知らなかった方法でも、子供にとっては勉強しやすい場合があります。

子供が成長すれば、以前は合っていた方法が合わなくなることもあるでしょう。

だから、

「この塾が正解だったか」ではなく、「今の子供に合っているか」

をその都度考えていけばいいのだと思います。

オンライン指導も、まず相性を確かめてみる

これはオンライン指導を検討するときも同じです。

オンラインには、

  • 送迎がいらない
  • 自宅で受けられる
  • 1対1で教えてもらえるサービスがある
  • 地域に関係なく先生を探せる

といったメリットがあります。

ただ、それだけを見て契約を決めるのではなく、

「この先生なら話しやすいか」

「画面越しでも質問できそうか」

「自宅で集中できるか」

「今困っていることを相談できるか」

といった部分を確かめることが大切です。

もし無料相談や体験授業が用意されているのであれば、最初から「入会するかどうか」を決める場と考えなくてもいいと思います。

まずは、

子供に合う可能性があるかを確認するために使ってみる。

そのくらいの感覚でもいいのではないでしょうか。

オンライン個別指導の一つに「トウコベ」というサービスがあります。

トウコベは、東大生を中心とした講師からオンラインで個別指導を受けられるサービスです。

自宅にいながら1対1で指導を受けられるため、近くに希望する塾がない家庭や、送迎が難しい家庭にとっては一つの選択肢になります。

また、オンラインであれば住んでいる地域に左右されにくいため、

「近くに合う塾がない」

「もっと自分に合う先生を探したい」

という場合にも、選択肢を広げやすくなります。

もし子供との相性が合えば、親が送迎に使っていた時間を減らしながら、子供は自宅で必要な指導を受けられるようになります。

さらに、1対1で質問できる環境が合う子供であれば、

「分からないところをそのままにしない」

「苦手な部分を自分のペースで確認する」

といった学習もしやすくなるかもしれません。

親にとっても、

「自分が勉強を教えなければならない」

という負担を少し減らしながら、子供の学習環境を整えることにつながる可能性があります。

もちろん、トウコベがすべての子供に合うという意味ではありません。

教室へ通った方が集中できる子供もいますし、周囲の生徒から刺激を受けた方が頑張れる子供もいます。

だからこそ、まずは無料相談などを利用し、

「この子にオンライン個別指導という方法が合いそうか」

を確認してみるのがいいと思います。

東大生によるオンライン個別指導【トウコベ】

私自身、公文から進学塾へ切り替えた経験から、一度選んだ方法にこだわり続ける必要はないと感じています。

子供の成長。

目標の変化。

成績や苦手科目。

学校生活や部活動。

家庭の生活。

そうしたものは少しずつ変わっていきます。

そのたびに、

「今はどうするのが一番いいだろう」

と親子で相談する。

そして必要なら方法を変える。

塾選びも、そのくらい柔軟でいいのではないでしょうか。

まとめ|親の負担と子供との相性を分けて考えよう

今回は、塾の送迎を続けてきた私自身の経験を交えながら、通塾とオンライン指導について考えてみました。

仕事をしながら塾へ送迎するのは、やはり大変です。

仕事が終わる時間。

塾が終わる時間。

夕食や洗濯などの家事。

自宅までの距離。

夜道の安全。

こうしたことを考えながら毎日の予定を組む必要があります。

送迎だけを考えれば、自宅で授業を受けられるオンライン指導の方が、親の負担は間違いなく少なくなるでしょう。

子供にとっても移動時間がなくなり、その時間を勉強や休息に使えるようになります。

ただ、実際に長女を送迎してきた私は、

「送迎が大変だからオンラインにすればいい」

とも思えませんでした。

我が家の場合、夜道の安全や長女の体力を考えれば、車で迎えに行くことには意味がありました。

そして何より、塾から家まで帰る車の中が、いつの間にか長女とゆっくり話せる大切な時間になっていました。

忙しい毎日の中では、そんな時間さえ意識しなければなかなか作れません。

だから私にとって、塾の送迎は大変ではありましたが、単なる負担だけではなかったように思います。

一方で、これがすべての家庭に当てはまるわけではありません。

仕事の時間が合わない家庭もあります。

兄弟姉妹の世話がある家庭もあります。

塾までかなり遠い家庭もあるでしょう。

毎回無理をしなければ送迎できないのであれば、オンライン指導を検討する意味は十分にあります。

そして、もう一つ忘れてはいけないのが、

実際に勉強するのは子供だということです。

教室へ行った方が集中できる子供。

周囲の生徒から刺激を受ける子供。

先生と直接話した方が質問しやすい子供。

反対に、自宅の方が落ち着いて勉強できる子供。

1対1の方が質問しやすい子供。

近くの塾よりも、自分に合った先生をオンラインで探した方がいい子供。

どちらが合うかは、一人ひとり違います。

だから私は、

親にとって続けられる方法なのか。

そして、

子供にとって勉強しやすい方法なのか。

この二つを分けて考えたうえで、最後に重なるところを探すことが大切なのだと思います。

我が家でも、長女の成長や進学への考え方が変わる中で、公文から進学塾へ学習環境を変えました。

今後また状況が変われば、そのときは別の方法を考えることもあるでしょう。

一度決めた方法に、ずっとこだわる必要はありません。

通塾でもいい。

オンラインでもいい。

必要なら両方を使い分けてもいい。

大切なのは、親が「これが正解だ」と決めてしまうことではなく、その時の子供の状況を見ながら一緒に考えていくことではないでしょうか。

塾の送迎が大変だと感じることは、決してわがままではないと思います。

だからこそ、無理をして続けることだけを考えず、

「今の生活で続けられるだろうか」

「この子にはどんな環境が合っているだろうか」

と、一度考えてみる。

そして、必要なら実際に試してみる。

その先に、通塾が合っているという答えがあってもいいですし、オンライン指導という新しい選択肢が見つかってもいいと思います。

それぞれの家庭にとって、そして何より子供にとって、無理なく続けられる学習環境を見つけること。

私自身も長女と相談しながら、これからもその時々で一番良いと思える方法を考えていきたいと思っています。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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