中学生の家庭学習は何から始める?今の困りごとから考える学び方

中学生の家庭学習を何から始めるか悩む親子が、今の困りごとに合わせた学び方を一緒に考えている様子 奮闘記

「中学生になったけれど、家では何を勉強すればいいのだろう?」

「勉強する習慣をつけたいけれど、何から始めればいいのか分からない」

そんな悩みを抱えている親子は、きっと少なくないと思います。

中学生の家庭学習は、今使っている教材や課題を確認して、分からないところを一つずつ見つけることから始めてみましょう。

新しい教材を買う必要も、最初から長い時間勉強する必要もありません。

まずは、次の3つを試してみてください。

  1. 今使っている教材や課題を確認する
  2. 間違えた問題や分からないところを見つける
  3. 今日取り組むことを一つ決める

最初から完璧な学習計画を立てなくて大丈夫です。

私自身、子供の勉強を十分に教えてあげられず、悩んだ時期がありました。

そんな私の長女は、中学生の頃に公文で学び直し、その後は自分の目標に向かって勉強を続けるようになりました。

この経験から、親がすべてを教えられなくても、子供の学びを支える方法はあると感じています。

この記事では、中学生が家庭学習を始める具体的な手順と、親にできる関わり方を、私の経験も交えながらお伝えします。

中学生の家庭学習は何から始める?最初の3ステップ

家庭学習を始めるとき、最初に考えたいのは「今、何ができていて、どこで困っているのか」ということです。

勉強時間を増やすより先に、何を勉強すればいいのかを整理してみましょう。

1.今使っている教材や課題を確認する

まずは、今取り組んでいる教材や課題を見直します。

学校の宿題やワーク、公文などの学習教材で構いません。新しい問題集を用意する必要はありません。

学校の教材なら、たとえば次のような点を確認してみてください。

  • 提出期限が近い課題はないか
  • 終わっていないワークはないか
  • 授業で習ったところまで進んでいるか

終わっていない課題があれば、まずはそこから取り組みます。

学校で使っている教材なら、授業の内容と結びつけながら復習できるのも良いところです。

学校に通うことが難しい場合でも、今使っている教材があれば、どこまで進んでいるかを確認するところから始められます。

2.間違えた問題や分からないところを見つける

教材や課題を確認したら、次は間違えた問題に目を向けてみます。

数学なら、間違えた問題の解説を読んで、もう一度考えてみる。

英語なら、教科書の中で意味が分からない単語や文を確認してみる。

それだけでも、次に何を勉強すればいいのかが少しずつ見えてきます。

ここで、分からない問題を無理に全部解こうとしなくて大丈夫です。

解説を読んでも理解できなければ、その問題に印をつけておいて、学校の先生などに質問する方法もあります。

何が分からないのかを見つけることも、家庭学習の大切な一歩です。

3.今日取り組むことを一つ決める

勉強する内容が見えてきたら、今日やることを決めましょう。

たとえば、こんな具体的な目標です。

「数学の間違えた問題を2問解き直す」

「英語の分からなかった単語を確認する」

最初から毎日何時間も勉強しようとすると、かえって負担になってしまいます。

まずは今日やることを一つだけ決めて、できたら次に何をするか考える。

そのくらいの始め方で十分です。

できれば、親がすべて決めてしまうのではなく、子供自身にも選んでもらいたいところです。

自分で考えて、自分で決めて取り組む。

その経験も、勉強の一部だと私は思っています。

こんなときはどうする?困りごと別・家庭学習の進め方

家庭学習を始めようとしても、子供によって困っていることは違います。

何を勉強すればいいのか分からない子もいれば、問題を解いている途中で手が止まってしまう子もいるでしょう。

ここからは、よくある困りごとに合わせて、具体的な進め方を考えてみます。

何から手をつければいいのか分からない場合

やるべきことがいくつもあると、どれから始めればいいのか迷ってしまいますよね。

そんなときは、まず優先順位をつけてみましょう。

学校の課題なら、提出期限が近いものから取り組む。

期限のある課題がなければ、今日の授業で分からなかったところを一つ選んでみる。

たとえば、数学なら今日習った単元の問題を2問解く。英語なら、教科書に出てきた単語を5つ確認する。

学校に通えていない場合は、今使っている教材の続きや、以前つまずいたところから始めても構いません。

最初から5教科すべての学習計画を立てる必要はありません。

迷ったときは、今日取り組む課題を一つに絞る。

まずはそこから始めてみましょう。

問題の解き方が分からない場合

問題を解いていて手が止まったときは、答えを確認して終わりにせず、どこで分からなくなったのかを探してみましょう。

たとえば、数学の方程式が解けない場合です。

計算方法を忘れているのか。

それとも、問題文から式を作るところが分からないのか。

どちらなのかによって、復習する内容は変わります。

解説を読んでも理解できないときは、前の単元に戻ってみる方法もあります。

それでも難しければ、分からなかった問題と途中まで考えた内容を残しておき、先生などに質問してみましょう。

答えが分からないだけなのか、解き方そのものが分からないのか。

そこを整理することで、何を教えてもらえばよいかも明確になります。

学習の遅れが気になっている場合

学校を休んでいた時期があったり、以前の授業内容が十分に理解できていなかったりすると、今の学年の勉強が難しく感じられることがあります。

そんなときは、学年にこだわらず、理解できているところまで戻ってみる方法があります。

たとえば中学2年生でも、中学1年生の内容に分からないところがあれば、そこから確認して構いません。

今の学年の問題を無理に解こうとするより、分からなくなったところから復習したほうが、理解しやすくなることもあります。

どこまで戻ればいいか迷うときは、学校や学習を支援してくれる先生に相談してみてもよいでしょう。

遅れが気になると、どうしても焦ってしまうものです。

けれど、ほかの子供と同じペースで進むことだけが目標ではありません。

今できていることを確かめながら、次に取り組む内容を決めていきましょう。

勉強が進んでいるのか分からない場合

毎日勉強していても、どれくらい進んだのか分からないと不安になることがあります。

そんなときは、取り組んだ内容を簡単に記録してみましょう。

たとえば、次のような方法です。

日取り組んだこと次にすること
月曜日数学の問題を3問解いた間違えた1問を復習
火曜日英単語を5つ確認した覚えているか確認
水曜日数学の間違えた問題を解き直した次の問題へ進む

これは家庭学習の記録例です。娘が実際に使っていた表ではありません。

きれいなノートや特別なアプリを用意する必要はありません。

娘も、教材の片隅に日付を書いていたことがありました。

聞いてみると、その日に始めたページと終わったページを記録していたそうです。

その日にどれだけ進められたのかを実感するための、娘なりの方法だったようです。

小さなメモ帳でも、学校のワークに印をつけるだけでも十分です。

何日か続けたら、子供と一緒に振り返ってみましょう。

「ここまではできたね」

「次はどこを勉強しようか」

そんな会話があれば、子供自身も自分の進み具合を確かめられます。

ただし、記録すること自体が負担になっては本末転倒です。

学習記録は、頑張りを競うためではなく、今の自分の位置を知るために使うもの。

私はそう考えています。

親が勉強を教えられなくても、できることはある

私自身、子供に勉強を教えられるほどの知識があるわけではありません。

それでも、娘が学び直しを続ける姿を見ながら、親としてできることはあると感じてきました。

学校に通えていなかった娘が、公文で学び直した経験

長女は中学生の頃、学校に通うことが難しい時期がありました。

その間、学習を支えてくれたのが公文です。

学校へ行けない時間は、自分の部屋で公文の宿題を進めていました。

取り組み方は、決して複雑なものではありません。

次の授業までに最低限進めるページを決めておく。

体調がよければ、その先もできるところまで進めてみる。

そんなやり方でした。

公文に通い始めた頃から、たくさんの宿題をこなしていたわけではありません。

少しずつ理解できることが増え、学年が進むにつれて、勉強のペースも上がっていきました。

学習の進み具合を親子で確認できたことも大きかった

公文の学習では、もう一つ助けられたことがあります。

それは、今どこまで勉強が進んでいるのかを、親子で確認できたことです。

公文では、教材の進み具合が記号で表されます。

詳しい記号は覚えていませんが、先生との懇談では、

「今は中学1年生相当の内容に取り組んでいます」

といった説明をしてもらえました。

懇談には娘も一緒に参加していたので、本人も自分の進み具合を確認できました。

今はどのあたりを勉強しているのか。

目標に対して、どのくらい進んでいるのか。

それが分かることで、娘は「もっと頑張らないと」と思ったり、「今はそこそこ頑張れている」と判断したりしていたようです。

もちろん、教材の進み具合だけで学力のすべてが分かるわけではありません。

それでも、今の自分の位置を知ることは、次に何を目指すかを考えるうえで役立っていたと思います。

公文の先生との懇談で、ほかの生徒のおよそ3倍の宿題をこなしていると聞いたこともあります。

正直なところ、そこまで勉強していたのかと驚きました。

ただ、私はその量や進め方を、誰にでもおすすめしたいわけではありません。

娘には娘なりの事情がありました。

中学2年生になる頃には、

「みんなに追いつかなきゃ!」

とよく口にしていたのを覚えています。

学校へ通えていないことで、勉強が遅れてしまう不安もあったのだと思います。

娘本人も、勉強が分かるようになって楽しくなったことと、受験への不安が重なって、学習のペースが上がったと話していました。

勉強が楽しい。

でも、遅れを取り戻したいという焦りもある。

娘の中には、その両方の気持ちがあったのでしょう。

だからこそ、進み具合を確認するときは、早く進めることだけを目標にせず、子供の理解度や気持ちも一緒に見ていきたいと感じています。

親がすべてを教えることはできない

この経験を通して実感したのは、親が勉強のすべてを教えることはできない、ということです。

私にも学生時代に勉強した記憶はあります。

でも、今の時代に合った勉強法は、自分の経験とは必ずしも一致しません。

分からないところを教えるのが難しいなら、先生の力を借りればいい。

子供が自分で進められるところは、本人に任せればいい。

そのうえで親は、子供が今どんな気持ちで勉強しているのか、無理をしていないか、困っていることはないかを気にかける。

そんな関わり方もあると思います。

私の場合は、公文の先生との懇談が、娘の学習状況を知る大切な機会でした。

親だけが説明を聞くのではなく、娘と一緒に現在の進み具合を確認できたことも、良かったと感じています。

もちろん、娘と同じように取り組めば誰でも勉強が進む、という話ではありません。

最初からたくさんの課題をこなす必要もありません。

子供の今の状況を知り、次の目標を一緒に考えてみる。

勉強を直接教えられなくても、親にできる大切な関わり方の一つだと思います。

家庭学習だけでは難しいと感じたら

家庭学習を続けていると、子供だけでは解決できないことも出てきます。

分からない問題が増えてきた。

何を勉強すればいいかは分かっているけれど、一人ではなかなか進められない。

そんなときは、家庭だけで何とかしようとせず、外部の力を借りることも考えてみましょう。

何に困っているかによって、必要な支援は変わります。

分からない問題が解決できない場合

学校のワークや教材を使っていても、解説を読んだだけでは理解できないことがあります。

そんなときは、学校や学習を支援してくれる先生に質問してみましょう。

間違えた問題や、どこまで理解できたかを伝えれば、先生もつまずいている部分を把握しやすくなります。

学校に通うことが難しい場合は、学校の先生や、利用している学習支援先に相談する方法もあります。

親が答えを教えられなくても、質問できる相手を一緒に探すことはできます。

自分のペースで復習したい場合

授業の内容をもう一度確認したいときは、通信教育や映像授業を利用する方法もあります。

自宅で学べる教材なら、分からなかった部分を繰り返し確認しながら進められます。

周囲の目を気にせず、自分のペースで復習できるのもメリットです。

ただし、自分で学習を進める必要がある教材も多いため、子供が一人で取り組めそうかどうかは確認しておきたいところです。

教材によって、学習方法やサポート内容も異なります。

無料体験を用意しているサービスもあるので、気になる教材があれば、内容を確認して試してみるのもよいと思います。

何が子供のやる気スイッチを押してくれるのかは、実際にやってみないと分かりませんからね。

選び方に迷う場合は、次の記事も参考にしてみてください。

関連記事:進研ゼミとデキタスはどっち?料金・学習方法を比較

一人では学習を進めにくい場合

何を勉強すればいいのか分からなかったり、途中で手が止まってしまったりする場合は、誰かと一緒に学習を進める方法もあります。

学校の先生への相談、塾、個別指導など、選択肢はいくつかあります。

ただし、家庭学習がうまく進まないからといって、必ず塾へ通う必要があるわけではありません。

まずは、子供自身がどこで困っているのか、どんな支援を必要としているのかを確認してみましょう。

家庭学習を続けるか、塾を検討するかで迷っている方は、判断するポイントを整理したこちらの記事も参考にしてください。

関連記事:中学生は塾に行くべき?家庭学習との選び方

子供の気持ちも確かめながら考える

家庭学習でつまずいたときは、すぐに勉強時間や教材を増やすのではなく、まずは子供の話を聞いてみてください。

「どこが難しい?」

「どうすれば勉強しやすくなりそう?」

そんな会話から、次の方法が見えてくることもあります。

私自身も、娘の話を聞いたり、先生の力を借りたりしながら、必要な方法を考えてきました。

家庭学習だけで頑張ることが目的ではありません。

子供が理解を深め、自分に合った方法で学び続けられること。

それを大切にしたいですね。

まとめ|中学生の家庭学習は、今できることから始めよう

中学生の家庭学習は、最初から長時間勉強したり、新しい教材をたくさん用意したりする必要はありません。

まずは、今使っている教材や課題を確認して、分からないところを見つけることから始めてみましょう。

そして、今日取り組むことを一つ決めて、終わったら進み具合を確かめる。

その繰り返しの中で、次に何を勉強すればいいのかが少しずつ見えてきます。

私の娘も、中学生の頃に公文で学び直しを始めました。

理解できることが増えて勉強が楽しくなった一方で、周りに追いつきたいという焦りもありました。

そんな中で、先生と一緒に学習の進み具合を確認できたことは、娘にとっても私にとっても大きな支えになりました。

親が勉強をすべて教えられなくても、子供の話を聞いたり、一緒に進み具合を確認したりすることはできます。

家庭だけでは難しいと感じたら、先生や外部の学習サービスを頼る方法もあります。

大切なのは、ほかの子供と同じペースで進むことではありません。

今の自分に必要な勉強を見つけて、自分に合った方法で取り組んでいくことだと思います。

まずは今日、できそうなことを一つ。

そこから始めてみてはいかがでしょうか。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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